外来化学療法部門

化学療法部門入口(3階30ブロック)

化学療法部門入口(3階30ブロック)

院内所在マップ

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がん化学療法は、新しい分子標的薬や免疫療法薬だけでなく、副作用に対する支持療法の発達などにより、従来入院で行われていたがん化学療法の多くも外来で行えるようになっています。
愛知医科大学病院では平成19年3月から「外来化学療法室」を設置、平成21年1月より安全に化学療法を施行するため中央診療部としての「化学療法センター」になりました。その後平成24年4月からは「臨床腫瘍センター」の「化学療法部門」となり、外来化学療法の運営管理を担当させてもらっています。
外来でのがん化学療法の大きなメリットは、患者さんが日常の社会生活を送りながらがん治療の継続ができるという生活の質(QOL)の向上に加えて、長期間入院などによる経済的時間的な負担の軽減にもつながる事です。
外来化学療法室では、がん薬物療法専門医、がん専門薬剤師、がん化学療法認定看護師などを含むがん化学療法に精通したスタッフで、患者さんがより安心・安全に化学療法が行えるよう日々務めております。
医師だけなく、薬剤師が治療の妥当性、プロトコールの確認し、調剤を行うことで安全性を高め、看護師による病歴確認、生活指導、点滴管理、 患者に寄り添う看護を行うことで安心につなげています。
また患者さんやご家族が治療の内容だけでなく、困ったことや相談したいことがあれば、看護師、薬剤指導、栄養士、ソーシャルワーカーなどによる専門のメディカルスタッフが対応させてもらいます。

診療部門からのごあいさつ

副部長 岩田 崇

部長 岩田 崇

がん薬物療法の進歩に伴い、使用できる薬剤、レジメンは増え続けています。また抗がん剤には多種多様の副作用がありますが、その対策も日進月歩です。当院では毎月多職種で最新の医学的根拠に基づいて新規登録を行うだけでなく、既存のものについても最新の副作用対策が当てはめられるかどうかを皆で検討し、適宜更新を行っています。
外来化学療法室ではこれらの治療を実際に行い、問題点を検討してさらに改善が図っています。
また、抗がん剤治療だけではなく、患者さんが抱える様々なお悩み(栄養、アピアランスケア、医療費など)についても多職種連携で相談にのれるような窓口になりたいと考えています。
外来化学療法室では患者さんに「よりよい医療」を安心安全にうけていだけるよう、そしてご本人だけでなくご家族や周りの方々の「よりよい生活」もサポートできるよう皆で務めていきます。
どうかよろしくお願いいたします。

主な対象疾患

 

診療・治療実績

外来化学療法室使用状況

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計(人)
2021年度 758 626 712 677 726 708 737 718 687 740 662 849 8,600
2022年度 798 819 882 803 874 809 814 774 747 822 787 908 9,837
2023年度 810 809 876 799 890 781 874 860 826 813 796 773 9,907
2024年度 824 882 786 848 854 804 907 835 817 855 795 852 10,059

業務案内

現在、当室ではベッド8床とリクライニングチェア26台、計34床で化学療法を行っており、患者さんが安心・安全に治療を受けられるよう、スタッフ一丸となって務めております。また患者さんおよびご家族がプライバシーの保てる形での相談室も設けています。

調剤は専任薬剤師が調剤室の安全キャビネットで集中的に行っています。飛散しやすい抗がん薬は、暴露防止のため、閉鎖式薬物移送システムも使用し、安全かつ無菌的な調剤を行っています。さらに抗癌剤調製支援ロボットも導入しております。

化学療法部門風景

診察室(臨床腫瘍センター・
化学療法部門)


第1化学療法室(チェア7)


第1化学療法室(ベッド13)


外来化学療法室スタッフ



カンファレンスの様子


第2化学療法室(相談室)


第2化学療法室(相談室)


第2化学療法室(チェア13+ベッド1)

外来化学療法における当院の体制について

当院で実施される化学療法について

当院では,実施される化学療法の内容について,その妥当性を評価し,承認する委員会(がん薬物療法委員会)を定期的に開催しています。


緊急時の対応について

副作用や体調の変化があった場合は24時間対応しています。
以下の症状があるときにはご連絡ください。

  • 38度以上の熱が2日以上続く場合
  • 水様性の下痢が1日4回以上,2日以上続く場合
  • 吐き気により,食事や水分が摂れない場合
  • 出血が止まらない場合
  • 身の回りの必要な活動ができなくなってしまった場合
  • 点滴していたところが,赤く腫れたり,硬くなったり,違和感がある場合 など

緊急時における入院体制について

緊急時に入院が必要だと判断された場合,入院できる体制が整備されています。

その他,ご不明な点はお尋ねください。

電話番号:0561-62-3311 愛知医科大学病院(代表)
平日8:30~17:15 各診療科外来
夜間・休日 救急外来

キーワード

化学療法,外来,腫瘍,治療

関連リンク

連絡先

TEL
外線 : 0561-62-3311(代表)
内線 : 36300 30外来受付