〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1番地1

愛知医科大学病院 病院長 道勇 学
愛知医科大学病院は、1974年の開院以来一貫して地域の皆様に安全かつ質の高い医療を提供出来るよう努力してまいりました。そして開設40年の節目となる2014年の新病院開院以降は、最新の医療・検査機器導入や充実した手術部門ならびに救急・集中治療部門を整備し、これまで以上に安心して高度・先進的な医療を提供出来るような診療体制をとっています。また、利用する患者さん・ご家族の快適性を十分に配慮した先駆的外来システムを導入し、出来るだけ診療・検査の待ち時間を短くするよう継続的に努めています。
当院は、高度な医療の提供・開発・研修を担う特定機能病院として厚生労働大臣から承認されており、患者さんにご負担の少ないロボット支援手術、内視鏡手術、各種の血管内手術などの先進技術を駆使し、苦痛の少ない医療を提供しています。また、当院は地域がん診療連携拠点病院、がんゲノム医療連携病院にも選定されており、がん診療には今後さらに尽力してまいります。
当院の救命救急センターは、愛知県の高度救命救急センターとして定められており、重度熱傷や急性中毒といった特殊な救急疾患に対しても24時間365日対応しています。加えて、当院はドクターヘリ基地病院、基幹災害拠点病院の指定も受けており、まさに愛知県における救急・災害医療の「かなめ」として重大な救命救急医療の激務に邁進しています。
当院は、全人的医療の信条のもと、全職員をあげて人間性を尊重した患者さん中心の医療提供を常に心がけています。また、患者さんの診療に関わる職種全てからなる多職種チーム医療をテーラーメイドで実践することで、患者さん・ご家族との信頼関係を大切にした、安全で良質な医療を目指しています。
当院と地域医療・介護施設との診療連携は、患者さんへ質の高い医療を効率的に提供するためには必須です。当院は、分院である愛知医科大学メディカルセンターをはじめとして近隣の各医療機関ならびに介護施設との密な連携を基盤に、患者さんの治療状況に応じた適時・適切な医療を「地域」として提供出来るような包括的医療体制を強固に整備し、患者さん・ご家族にとって、より満足度の高い医療の実現を目指していきます。
当院には、大学病院として優れた医療人を育成するという重要な使命があります。豊かな人間性と優れた医療技術を兼ね備えた医療人を世に輩出することで、社会に貢献しています。その一例として、当院では特定行為研修を修了した看護師を積極的に育成・活用しており、よりきめ細やかな医療の提供を実践しています。
このように、愛知医科大学病院は、地域の基幹病院として皆様に信頼して利用していただけることを願い、職員一丸となって日々の改善努力を惜しまず、さらなる安心・安全医療の提供に全力を尽くしていく所存です。何卒、ご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
プロフィール
専門
- 臨床神経学(脳・神経内科疾患、脳卒中)
- 分子病態学(神経変性疾患)
略歴
1985年 3月 | 名古屋大学医学部卒業 |
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1985年 4月 | 公立陶生病院(初期臨床研修・内科) |
1988年 4月 | 碧南市民病院(神経内科) |
1993年 3月 | 名古屋大学大学院医学研究科修了(医博) |
1993年 4月 | 新日本製鐵名古屋製鐵所健康管理センター |
1994年 4月 | 名古屋大学医学部附属病院 医員(神経内科) |
1997年 3月 | 名古屋大学 講師(医学部 神経内科) |
2000年 4月 | 名古屋大学大学院医学系研究科 講師 |
2004年 11月 | 名古屋大学大学院医学系研究科 助教授 |
2007年 2月 | 愛知医科大学病院脳卒中センター 教授 |
2008年 5月 | 愛知医科大学医学部内科学講座(神経内科) 教授(在任中) |
2012年 4月 | 愛知医科大学医学部 学生部長(〜2016年3月) |
2015年 4月 | 愛知医科大学病院 副院長 (〜2021年3月) |
2021年 4月 | 愛知医科大学病院 病院長(在任中) |