NP部

愛知医科大学病院のNP部の理念は、「看護学と医学を融合した医療を提供することにより、患者・家族のいきる力(生きる・活きる)を支え、地域への貢献を目指す」です。患者さんの生活にあった治療環境を整え、多くの専門職者とともにより良い医療が提供できるように努めてまいります。
当院では、2年間の卒後研修を行なっております。研修の目標は、高度実践看護師として活躍できることを目指しています。より良い医療を進めていくために必要な医学的知識や技術を学び、患者さんと共に歩んでいける診療看護師(NP)を育成いたします。また、個人のキャリアに合わせたプログラムを受けることも可能です。
研修終了後は、各診療科の医師とともに診療を行います。現在、麻酔科と心臓外科だけですが、今後は活動する診療科を増やしていきたいと考えております。患者の生活の質を向上するために多くの専門職者と連携・協働し、患者さんの思いに寄り添うことができるような活動をしていきます。

ごあいさつ

<部長 奥村将年>

いよいよNP部が設立されました。NPとはNurse Practitioner(診療看護師)のことです。
米国では50年以上の歴史のあり、すでに地位を確立しているNPですが、日本では2008年(愛知医科大学では2013年)から育成が始まった、まだ発展途上の職種です。NPたちは医師の指示のもと安全な医療行為をおこなうことができます。これは十分な医師数を確保できない現在の日本において、コマ切れにならない医療を提供するための重要なカギになります。しかし、彼らは医師の代わりに医療を提供する単なる技術屋ではありません。NPの本当の強みは、看護師としての経験を活かした看護の視点と、大学院修士過程で医学を系統的に学んだ医学の視点を併せ持つことです。この2点を絶妙に使い分けることによって、患者・病院・地域のニーズに柔軟にフィットする医療を提供することができます。
NP部の活動は、2022年4月の時点では麻酔、集中治療、心臓血管外科領域での活動が中心になっていますが、NPの活動範囲は病院内にとどまらない全ての医療です。ニーズに応えつつ、NPの可能性を広げていければと考えています。


<師長 森一直>

師長 森一直

師長 森一直

2022年4月1日にNP部として活動を開始しました。NP部は診療看護師(NP)10名が所属しております。当院の診療看護師(NP)は、患者さんやご家族のニーズにあった看護を提供することを大切にしており、そこに医学の知識や技術を加えて医療を提供します。また、看護部と連携しながら看護の質の向上にも努めております。
診療看護師(NP)同士がコミュニケーションをとり、お互いを高めながら高度実践看護の追求をおこなっています。NP部は、臨床実践だけでなく、診療看護師(NP)の成果を示せるような研究や、愛知医科大学大学院診療看護師(NP)コースの教育に関わることができます。また、育休取得や休みの確保など、ワークライフバランスを実現できる環境です。今後は、診療看護師(NP)が活動診療科を増やしていき、病院内にとどまらず地域で活躍できるようにしていきたいと思っております。

業務案内

卒後研修プログラム

卒後研修プログラムは2年間で、研修場所と期間は下記の通りです。

診療科 期間
麻酔科 9か月
周術期集中治療部 6か月
救急救命科・救急診療部 3か月
選択(2つの診療科) 6か月(3か月×2)

※研修期間中に集中的に学びたいことがあれば、個人のキャリアに合わせて検討したします。

研修は、医師の指示のもと医学の知識、技術の向上を目指すとともに、高度実践看護師としての臨床実践能力を習得することを目的としております。その中で、卒後研修センターとも連携しながら卒後研修プログラムを進めております。



麻酔科

術中麻酔、集中治療、 RST/RRT

心臓外科

術後管理、術前の調整、退院調整

キーワード

診療看護師(NP)、Nurse Practitioner、高度実践看護師

関連リンク

連絡先

e-mail
sec3301@mail.aichi-med-u.ac.jp

さらに詳細な情報はこちらで紹介しています

NP部ホームページ(学外)