病理診断科

病理診断科では患者さんの病変から得られた組織もしくは臓器から,病気の診断及び今後の治療方針を決定する情報を提供することと心がけています。
現在の医療においては,侵襲性を避けた検査が主流であり、病理診断及び細胞診診断に重要な検体量は少量となって来ている一方,求められる診断の質は高くなってきております。また,手術標本においても,治療オプションの増加に伴って,検索・報告する項目が激増しております。これらの要求にお答えするよう,常に最新の情報を導入して,診断に当たっております。

診療部門からのごあいさつ

部長 都築豊徳

部長 都築豊徳

病理診断科では,患者さんから得られた病変部を標本にします。その標本を元に,細胞の形・細胞が持っているタンパク質の性状・遺伝子異常などを調べ,患者さんが最適な治療が得られるような診断及び情報を提供します。患者さんからは見えにくい部門ではありますが,御不明な点があれば,いつでも質問をして下さい。可能な限り患者さんの期待に応える様にしたいと思います。

主な対象疾患

全般

診療・治療実績

検査実績(年度別)

年度 組織件数 迅速診断件数 免疫件数 細胞診件数
2017年度 12,818 638 2,369 8,150
2018年度 13,099 610 2,799 8,043
2019年度 13,590 735 2,900 8,281
2020年度 13,020 753 2,465 8,658

特殊検査治療特殊医療機器

免疫組織染色:診断及び治療方針に必要な免疫染色を行っています。

遺伝子検索:FISHの自動解析を導入しております。

キーワード

病理診断,細胞診診断,治療方針