〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1番地1
概要
「発作だけでなく,人を診るてんかん医療。」
発作の評価から,気分や不安,生活上の困りごとまで。
多職種で総合的に支援します。
■こんなお悩みはありませんか?
・発作が止まらない
・本当にてんかんなのか分からない
・薬の副作用がつらい
・イライラや抑うつが強い
・心因性と言われた
・手術を勧められたが不安
・将来(妊娠・就労)が心配
このようなお悩みに,当センターが対応します。
診療部門からのごあいさつ
当センターの特徴
- 長年にわたるてんかん診療の積み重ね
当センターは,長年てんかん診療に携わってきた体制を受け継ぎ,診断と治療の質を大切にしてきました。発作の評価だけでなく,その背景にある症状や生活状況まで丁寧に確認し,一人ひとりに合った医療を提供します。
- 発作とこころの両面を大切にします
てんかんでは,発作そのものだけでなく,前兆,気分の変化,不安,生活上の困難などがみられることがあります。当センターでは,身体面と心理面の両方を踏まえて総合的に評価し,治療方針を検討します。
- 多職種によるチーム医療
医師,看護師,臨床心理士,作業療法士,臨床検査技師などが連携し,検査・治療・生活支援まで包括的に対応します。外来だけでなく,必要に応じて入院での評価や薬剤調整も行います。
- 専門的な検査体制
長時間ビデオ脳波モニタリング検査をはじめ,MRI,PET,SPECTなどの画像検査を組み合わせ,より正確な診断を目指します。 診断が難しい場合でも,できる限り丁寧に評価します。
- 外科治療の適応評価
発作の原因部位の評価や手術適応の検討まで行います。手術が適切と判断される場合には,当院脳神経外科や専門施設と連携し,安全を最優先に治療を進めます。
主な対象疾患
てんかんとは
てんかんは,発作を繰り返す脳の病気です。 小児から高齢の方まで,どの年代にも起こります。日本では約100万人がてんかんをもつとされ,決してまれな病気ではありません。 発作は「全身がけいれんするもの」だけではありません。
- ぼーっとして反応がなくなる
- 意識はあるが体の一部が勝手に動く
- 吐き気や違和感が繰り返し起こる
- 一時的に記憶が抜ける
このような症状も,てんかん発作であることがあります。
特に高齢で発症するてんかんは,けいれんを伴わないことが多く,認知症や一時的な意識障害と区別が難しい場合があります。
当センターで対応している主な疾患
- てんかん全般(主に思春期以降〜成人・高齢の方)
焦点てんかん・全般てんかんなど,さまざまなタイプのてんかんに対応しています。 特に成人期・高齢期に発症したてんかんや,診断が難しい症例を積極的に診療しています。 小児てんかんについては,当院小児科と連携して対応しています。
- 発作がなかなか改善しないてんかん
薬で十分な効果が得られない場合も,診断の再評価や専門的検査を行い,治療方針を見直します。
- 発作に関連する精神症状と心理的支援
てんかんでは,発作そのものだけでなく,
・抑うつや不安
・発作後に一時的に現れる精神症状
・発作のない時期にみられる精神症状
などが生じることがあります。
さらに,発作への不安や将来への心配,就労や人間関係の悩みなど,心理的な負担を抱える方も少なくありません。
当センターでは,こうした発作関連精神症状(発作後精神病,間欠期精神病など)への対応に加え,てんかんとともに生活していくための心理的サポートも行っています。
必要に応じて,多職種と連携しながら支援を行います。
- 心因性非てんかん発作(Functional Seizure/PNES)
てんかんと区別が必要な発作様症状について,長時間ビデオ脳波検査などを用いて慎重に診断します。

高度な専門医療
てんかんは正確な診断が重要です
てんかんは,患者さんごとに症状の現れ方が異なる病気です。発作は一時的で,受診時には症状が消えていることも少なくありません。脳波検査は重要ですが,発作がないときには異常が記録されないこともあります。そのため,診断には慎重な評価が必要です。
当センターでは,詳しい問診と専門的検査を組み合わせ,てんかんかどうかを丁寧に判断します。必要に応じて入院で長時間ビデオ脳波検査を行い,発作と脳波を同時に記録します。診断をあいまいなままにせず,治療方針をしっかり確認することを大切にしています。
専門的な検査と総合的な評価を行っています
発作の種類や原因を正確に判断するために,必要に応じて以下の検査を行います。
- 長時間ビデオ脳波モニタリング検査
- MRI検査
- PET・SPECTなどの機能画像検査
これらの検査を組み合わせることで,発作がどこから起きているか,てんかんかどうかをより詳しく評価します。

入院での精密検査
外来だけでは判断が難しい場合には,入院して総合的に評価します。
発作の経過,薬の影響,心理的要因なども含めて丁寧に確認します。
「診断のための入院」は珍しいことではありません。
今後の治療を安心して続けるための大切なステップです。
外科治療の適応評価
薬で十分な効果が得られない場合には,手術という選択肢を検討することがあります。
当センターでは,
・発作がどこから起きているかの評価
・手術の適応があるかどうかの検討
を行い,必要に応じて当院脳神経外科や専門施設と連携して治療を進めます。
迷走神経刺激療法(VNS)
外科的治療の一つとして,迷走神経刺激療法(VNS)があります。
胸部に小型の装置を埋め込み,首の迷走神経を定期的に刺激することで,発作の頻度を減らすことを目指す治療法です。
当院では脳神経外科と連携し,適応の判断から治療後のフォローまで行っています。
専門外来
受診をご希望の方へ
当センターは原則として予約制です。まずは現在通院されている医療機関の主治医の先生にご相談ください。紹介状をご用意いただくことで,より円滑な診療が可能になります。
医療機関の先生方へ
診断困難例,発作と精神症状が併存する症例,外科評価目的の症例など,必要に応じてご紹介ください。
評価後は,地域の先生方と連携しながら診療を進めます。
受診の流れ
- 地域医療機関からの紹介
- 外来での診察・必要な検査の検討
- 必要に応じて入院検査・薬剤調整
- 治療方針のご提案
愛知医科大学てんかんセンター(成人)専門外来
当院での成人てんかん専門外来は,精神科外来の診療体制のもとで行っています。
| 担当医師 | 田所ゆかり, 河合三穂子 |
|---|---|
| 受診方法 | 地域医療連携室を通じてご予約下さい |
| 診療日時 | 精神神経科外来担当医表はこちら ※医師の担当日時(週・曜日)についてはこちらでご確認ください。 |
キーワード
精神神経科,てんかんセンター,てんかん
関連リンク
連絡先
- TEL
- 外線 : 0561-62-3311(代表)
- 内線 : 22129 精神科学医局





