〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1番地1

「すべては患者さんのため」の最善の診療を提供します
鈴木 耕次郎 (スズキ コウジロウ)
放射線科部長 平成30年4月1日就任
外来担当日 | 火 |
---|
専門領域 |
|
---|---|
認定医・専門医 |
|
診療各科と連携する中央診療部門
放射線科は,病院の診療各科が治療や検査の依頼に来る中央診療部門です。主に,画像診断,IVR(画像下治療),放射線治療,核医学の4分野を専門としています。私自身の専門は,IVRと腹部領域の画像診断です。IVRは,X線や超音波などの画像診断装置を用いて病変の正確な位置をリアルタイムに確認しながら,カテーテルや穿刺針などを挿入する,患者さんに極力負担をかけない低侵襲の治療法で,血管病変や腫瘍性病変など様々な疾患の治療を行っています。画像診断は,現在の医療において病変の有無など様々な判断を行うために必要不可欠です。放射線科の医師が画像診断によって患者さんの病気の情報を最大限に引き出し,それを主治医に的確に伝えることで患者さんは最良の治療を受けられると思っています。今後も放射線科では,「すべては患者さんのために」という考えを基本に,画像診断,IVR,放射線治療,核医学の4分野の総合力を高めていきます。
医療は日進月歩,今も学び続けている
高校生の時,「人のために役立つ仕事がしたい」と考え,医師を目指すことを決めました。大学では様々な診療科の勉強をして,どの分野に進むのか迷った時期もありました。しかし,授業でIVRについて学び,患者さんへの負担が本当に少ないうえに治療効果が高いことを実感し,将来はこの分野で患者さんのためになることをやりたいと思いました。私が放射線科の医師になったのは20年以上前で,当時の治療もすごいと思いましたが,今はもっとすごい治療ができるようになっています。画像診断装置の性能も上がり,より低被ばくでより細部の画像を見ることができるようになりました。またカテーテルやガイドワイヤーなどの医療機材の進歩もめざましく,直径1mmに満たない血管の止血を行うことも可能です。このように医療の世界は日進月歩ですので,今も学び続けています。
学歴・職歴等
1989年 | 愛知県立千種高等学校卒業 |
---|---|
1990年 | 金沢大学医学部入学 |
1996年 | 金沢大学医学部卒業 医師免許取得 公立陶生病院 研修医 |
1997年 | 名古屋大学大学院医学系研究科(放射線医学)入学 |
2001年 | 名古屋大学大学院医学系研究科博士課程修了,博士(医学)学位取得 西尾市民病院 医員(放射線科) |
2002年 | 名古屋大学医学部附属病院 医員(放射線医学講座) |
2004年 | 外国留学(ドイツ,アーヘン工科大学,客員医師) |
2005年 | 名古屋大学医学部附属病院 助手(放射線医学講座) |
2007年 | 名古屋大学医学部附属病院 助教(放射線医学講座) |
2009年 | 愛知医科大学病院 非常勤医師(放射線科) |
2010年 | 名古屋大学医学部附属病院 講師(放射線医学講座) |
2013年 | 名古屋大学大学院医学系研究科 准教授(量子介入治療学) |
2017年 | 愛知医科大学医学部放射線医学講座 准教授 |
2018年 | 愛知医科大学医学部放射線医学講座 教授 |
フォトアルバム






インタビュー
座右の銘は?
「夢なき者に成功なし」もとは,「夢なき者に理想なし。理想なき者に計画なし。計画なき者に実行なし。実行なき者に成功なし。故に,夢なき者に成功なし」という吉田松陰の言葉です。
患者さんへのメッセージをお願いします
放射線科は病院の中でなくてはならない診療科です。IVRや放射線治療など患者さんに非常に有効な治療も行っています。そのことをまず知っていただき,放射線医学に関する専門医の意見もぜひ聞きたいと思った時などに受診していただければと思います。