〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1番地1

安全かつ最新の腎臓病・リウマチ膠原病治療を提供
石本 卓嗣 (イシモト タクジ)
腎臓・リウマチ膠原病内科 部長 令和4年4月1日就任
専門分野 |
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認定医・専門医 |
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診療についての抱負
腎臓病の根源的治療を目標に腎エネルギー代謝や核酸医薬の研究にも注力
私は腎臓内科領域および膠原病領域を専門とし,これまでに腎臓病領域と膠原病領域の多くの患者さんの診療を行ってきました。腎臓病もリウマチ・膠原病も治療に長い時間がかかる病気ですが,近年,リウマチ・膠原病領域については良い治療薬が増えてきており,私たちが診ている患者さんについても多くの方の症状が改善していると実感しています。一方,腎臓領域については,成人の8人に1人が慢性腎臓病を患っているというデータがあり,高齢社会が進んでいる現在,その比率はさらに高まっているのが実態です。慢性腎臓病についてはまだまだ良い薬が少なく,症状の悪化を遅らせることが主な治療になっています。腎臓は臓器として機能しなくなっても,透析療法や腎臓移植などを行うことで元気に社会生活を送ることができます。そのこと自体は素晴らしいことなのですが,もちろん患者さんは透析などを行いたくないと思っています。そのためにも腎臓病自体を食い止められるような新しい治療法が必要であり,私たちは目の前の患者さんの治療を行うのみならず,病気のメカニズムなどを解明するといった研究についても強化していかなければいけないと思っています。私自身は腎臓病を治すことを目指し,エネルギー代謝や核酸医薬に関する研究に取り組んでいます。
患者さんからより信頼される診療科を目指して体制を強化
当院の「総合腎臓病センター」では,多職種のスペシャリストが連携し,腎臓病のみならず,リウマチ膠原病の外来診療も行っています。具体的な取り組みとして,腎臓病の予防的な教育も行っていますし,腎臓病の早期発見・診断・治療,腎不全進展の抑制,末期腎不全の血液浄化療法(血液透析,腹膜透析)や腎移植などの幅広い分野で質の高い治療を提供できる体制を整えています。腎臓病やリウマチ膠原病の包括的な治療が受けられる医療機関が限られる中,地域の高度医療を支える役割を担う当院の腎臓・リウマチ膠原病内科では,患者さんから信頼される診療科を目指し,腎臓・リウマチ膠原病領域の安全かつ最新の高度医療が提供できる体制をより一層強化していきたいと思っています。
学歴・職歴等
1997年 | 名古屋大学医学部医学科卒業 医師免許取得 社会保険中京病院研修医 |
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1999年 | 小牧市民病院内科 |
2008年 | 名古屋大学大学院医学系研究科博士課程(分子総合医学専攻)修了 博士(医学)学位取得(名古屋大学) 名古屋大学大学院医学系研究科腎臓内科医員 |
2009年 | 外国留学(アメリカ合衆国,University of Colorado Denver, Renal Diseases and Hypertension, post-doc feiiow) |
2012年 | University of Colorado Denver, Renal Diseases and Hypertension, Research Assistant prof. |
2014年 | 名古屋大学大学院医学系研究科腎臓内科特任助教 名古屋大学医学部附属病院腎臓内科病院助教 |
2016年 | 名古屋大学医学部附属病院腎臓内科助教 |
2018年 | 名古屋大学医学部附属病院腎臓内科講師 |
2021年 | 愛知医科大学病院腎臓・リウマチ膠原病内科准教授(特任) 名古屋大学医学部招へい教員(非常勤講師) |
2022年 | 愛知医科大学医学部内科学講座(腎臓・リウマチ膠原病内科)教授 愛知医科大学病院腎臓・リウマチ膠原病内科部長 |
フォトアルバム






インタビュー
座右の銘は?
「新しいことに挑戦する勇気を持ち続ける」。私は若い頃から消極的な性格を打破するために,新しいことができる環境があれば飛び込むようにしてきました。これからもそうあり続けたいです。