がんはどんな病気なのですか?

がんはどんな病気なのですか?

人間の体は,約60兆個の細胞から成り立っています。がんはその一部の細胞に遺伝子変化が起こり,細胞増殖を調節する仕組みに異常をきたす遺伝子病です。人間の体にあるさまざまな臓器におこり,進行するとリンパ節や他臓器に転移していきます。がんの代表的なものには,肺がん,胃がん,乳がん,子宮がん,大腸がん,肝・胆管がんなどがあります。

死亡数が多い部位(2019年)

2019年にがんで死亡した人は,376,425人(男性220,339人,女性156,086人)

  1位 2位 3位 4位 5位
総数 大腸 膵臓 肝臓
男性 大腸 膵臓 肝臓
女性 大腸 膵臓 乳房

(独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターHPより改変)

罹患数(全国推計値)が多い部位(2018年)

2018年に新たに診断されたがんは,980,856例(男性558,874例,女性421,964例)*
*性別不詳があるため,男女の合計は一致しません。

  1位 2位 3位 4位 5位
総数 大腸 乳房 前立腺
男性 前立腺 大腸 肝臓
女性 乳房 大腸 子宮

(独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターHPより改変)