画像診断・放射線治療について

造影剤を使うといわれましたが,造影剤について教えてください

画像診断の際に画像にコントラスト(白黒の差)を付けたり,特定の臓器を強調するために患者さんに投与される医薬品です。
造影剤にはCTや血管造影などに使われるヨード造影剤,胃の検査に使われるバリウム,MRI検査に使われるガドリニウム化合物などがあります。
検査で使用される造影剤の多くはヨード造影剤であり,また副作用もほとんどがヨード造影剤で出現しているためヨード造影剤について説明します。

副作用

造影剤の安全性は確立されていますが,まれに副作用が起こることがあります。

軽い副作用

吐き気・動機・頭痛・かゆみ・くしゃみ・発疹など
これらの症状は自然に軽快していきますが,症状の程度により薬による治療を行うことがあります。

重い副作用

呼吸困難・意識障害・血圧低下など(1~2万人に1人)
専門医が症状に応じて適切な処置を行います。

その他

  • 病状・体質によっては非常に希ですが死亡する場合があります。(10~20万人に1人)
  • 喘息(ぜんそく)の既往がある方は,そうでない方に比べて重い副作用の起こる確率が約10倍高いと報告されています。
  • 検査後1週間程度の時間がたってからも,発疹,かゆみなどの遅発性服作用が起こる場合が,ごく希にあります。
  • ヨード造影剤は通常は投与後24時間で投与量の約95%~99%が腎臓から尿として体外に排出され,最終的には体内には全く残りません。

検査時には

検査当日には食事を制限させていただいております。
水分は飲水可能ですが,大量の摂取は避けてください。(ジュースや乳製品は避けて下さい)

検査の実施に際しては,事前に十分な説明を行い,副作用の発生に十分注意を払いながら検査を行います。

検査に際しての注意事項

なお,次の項目に当てはまる患者さんは,事前に医師にお知らせ下さい。造影剤を使用しないで検査を行うこともありますが,必要な場合は造影剤を慎重に投与した検査を行います。

  • ヨード造影剤に過敏症の方。(以前に造影剤で副作用の出たことのある方)
  • 重症の甲状腺疾患がある方
  • アレルギーの既往のある方(特に薬や,注射などに対して)
  • 喘息(ぜんそく)の既往のある方
  • マクログロブリン血症,多発性骨髄腫と診断されている方
  • 副腎の腫瘍と診断されている方
  • 重症の心臓病や肝臓疾患のある方
  • ビグアナイド系糖尿病治療薬(メタクト配合錠LD,メタクト配合錠HD,メトグルコ錠,グリコラン錠,ネルビス錠,メトホルミン塩酸塩錠,メトリオン錠,ジベトス錠,ジベトンS腸溶錠 )を使用している方は,検査2日前,検査当日,検査2日後まで服用を避けてください。

検査終了後

検査後に異常がありましたら,画像診断センター受付(内線35200),また時間外は当院救命救急センターまでご連絡ください。

愛知医科大学病院

電話番号
0561-62-3311