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よくあるご質問
出血(傾向)とはどういうことですか?
出血とは血液が何らかの原因で血管から外へ流れ出てしまった状態です。「けがをして血がでた」,「ボールがあたってあざが出来た(皮下出血)」など,いずれも出血している状態です。

この出血の状態がいつまでも続くと命にかかわる為,私たちの体には血液の流出を止めようとする機構が備わっています。これが止血機構です。止血機構には血管(壁)および血小板という小さな細胞が関与する一次止血と血漿中の凝固因子という数種類の蛋白質が関与する二次止血に大別されます。出血傾向とはこれら止血機構になんらかの異常が生じ,止血しにくい状態のことを指します。
出血および止血機能に関連した検査項目です。
出血時間
- 基準値
- 1.0~5.0(分)
血小板数(PLT)
- 基準値
- 18万~35万(/μl)
プロトロンビン時間(PT)
- 基準値
- 80~130(%)
活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)
- 基準値
- 28.0~38.0(秒)
フィブリノーゲン(Fib)
- 基準値
- 190~330(mg/dl)
フィブリノゲン・フィブリン分解産物(FDP)
出血が止まり傷ついた血管が修復されると「のり」の働きをしていたフィブリンが不要となり小さく分解されます。この分解された物質がFDPです。高値を示すときは血栓の存在が示唆されます。
- 基準値
- 5.00以下(μg/ml)