継続看護相談

よくあるご質問

医療処置を自宅で継続していくにはどうしたらよいですか?

安全に管理できるようご指導いたします。

痰の吸引について

口腔や気道内に貯留した分泌物を速やかに除去し窒息を予防をするとともに,呼吸困難の軽減をはかる目的で吸引器が自宅で必要になります。自力で痰が出せない方,気管カニューレ装着中の方は必要です。

退院後十分な管理ができるよう病棟看護師とともにご指導いたします。また外来通院の方は外来看護師とともにご指導をいたします。

自宅で使用する吸引器の購入・レンタル方法,サクションチューブの購入方法はご説明いたします。身体障害者福祉制度について主治医に相談ください。

吸入(ネブライザー)について

各種薬剤をエアロゾルにして吸入し気管支の拡張や気道を浸潤させ,気道分泌物の粘度をさげ,痰の喀出を目的として吸入器(ネブライザー)が自宅で必要になります。痰が粘稠な方,喘息の方など主治医が必要と判断される方は必要です。

退院後十分な管理ができるよう入院中より病棟看護師とともにご指導いたします。また外来通院の方は外来看護師とともにご指導いたします。

自宅で使用する吸入器(ネブライザー)の購入方法はご説明いたします。身体障害者福祉制度について主治医に相談ください。

気管カニューレについて

痰や異物による気道閉塞や中枢神経疾患など,なんらかの原因により気道が狭窄し呼吸困難を来たした場合,気道を確保し適切な酸素化を行う目的で気管切開を行い気管カニューレを挿入します。

退院後十分な管理ができるよう入院中より病棟看護師とともにご指導いたします。

カニューレ交換は診療医が施行します。

膀胱内留置カテーテルについて(バルンカテーテル)・自己導尿について

なんらかの排尿障害や尿失禁のため膀胱内に尿が過剰貯留することを防止する目的で行います。

退院後十分な管理ができるよう入院中より病棟看護師とともにご指導いたします。また外来通院の方は外来看護師とともにご指導いたします。

膀胱内留置カテーテルの交換は診療医,または利用されている訪問看護師が行います。

必要物品についてはご相談ください。

褥瘡(床ずれ)ケアについて

寝たきりなどによる皮膚の長時間の圧迫,浸潤,摩擦などにより,皮膚に損傷を起こします。放置すると悪化しひどい場合筋肉,骨,腱,関節包まで及ぶ深い損傷となり治癒に時間がかかります。

褥瘡ケアは発生予防と適切なスキンケアが大切です。退院後十分な管理ができるよう入院中より病棟看護師,認定看護師とともにご指導いたします。退院後,利用される訪問看護師が引き続きケアや評価をいたします。

褥瘡ケアに必要な物品の購入は説明いたします。また必要に応じて褥瘡創発生予防マットの検討をいたします。購入方法,レンタル方法の説明をいたします。

消化器系・尿路系ストーマについて

大腸・直腸の疾患(消化器系人工肛門)や膀胱・尿路系疾患(代用膀胱)などでストーマ(孔)します。

造設後長期にわたり管理が必要な方は退院まで十分な管理ができるよう病棟看護師,認定看護師とともにご指導いたします。退院後利用される訪問看護師によりケア,評価をいたします。

身体障害者福祉制度については,医師に相談してください。