骨盤・四肢外傷センター

寛骨臼骨折手術症例(上),骨盤骨折手術症例(下)

寛骨臼骨折手術症例(上),骨盤骨折手術症例(下)

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愛知医科大学病院が愛知県における重症外傷センターの指定を受けた経緯から愛知医科大学整形外科講座において2023年10月より骨盤・四肢外傷センターを設立致しました。
重症外傷患者様の多くは骨盤・四肢外傷といった整形外傷疾患を合併いたしますが,これまでこれらの整形外傷疾患を専門に扱う施設は限られておりました。その中でも特に骨盤外傷は整形外科医が扱う最も重症な外傷疾患の一つであり,その治療においては高い専門性を要します。
これまで東海地区においてトップクラスの骨盤・寛骨臼骨折手術症例数(年間70例、計300例以上)を執刀してきた経験を活かし,愛知医大病院に搬送されてこられた整形外傷患者様に最適な整形外傷治療を提供すべく努力していきたいと考えております。
また骨盤・寛骨臼骨折症例でお困りの患者様が近隣の医療機関におられましたら是非当センターに御紹介ください。
近年症例が増加中である高齢者患者様の立位レベルからの転倒受傷による脆弱性骨盤骨折症例に対しても対応させていただいておりますので他の医療機関にて治療に難渋されておられる場合や手術治療の検討が考慮される患者様おられましたら御対応させていただきます。 また同時に高度な専門性を要する重度四肢関節内骨折症例等にも対応させていただきたいと考えております。

診療部門からのごあいさつ

部長 吉田昌弘

部長 吉田昌弘

これまで愛知県内の3次救急病院や高度救命救急センターにて骨盤外傷を中心とした整形外傷治療に従事し,欧州の外傷センター等においても研修を積んで参りました。
交通事故や転落外傷を受傷された患者様の多くは骨盤・四肢外傷を合併されることが多く,救急医の懸命な治療により救命された後も適切な整形外傷治療がなされなければ後遺症等が残り,外傷患者様の社会復帰に深刻な影響を及ぼしてしまうこともあり得ます。
外傷患者様が可能な限り受傷前の機能レベルに復帰し,元の生活に戻れるような治療の提供を目指して参ります。

“Movement is life  Life is movement”

主な対象疾患

骨盤骨折,脆弱性骨盤骨折,寛骨臼骨折,重度関節内骨折

専門外来

骨盤寛骨臼骨折,脆弱性骨盤骨折治療外来

担当者 吉田昌弘
診療日時 毎週月曜日午前(場所:整形外科外来)
外来担当医表はこちら

設備等

  • 骨盤・寛骨臼骨折手術専用インプラント各種常備
  • 骨盤低侵襲手術専用ポジショナー
  • 術中CTシステム

キーワード

骨盤骨折,脆弱性骨盤骨折,寛骨臼骨折,重度関節内骨折

関連リンク

  • AO trauma Japan
    スイスを本部とする国際的な骨折治療グループの国内教育委員として整形外科医師の外傷教育に携わっております。また国内外の整形外傷医と連携することでグローバルスタンダードな整形外傷治療の提供に努めております。
  • 日本骨折治療学会
    日本骨折治療学会評議員