周産期母子サポートチーム

周産期母子サポートチームとは

摂食嚥下チームカンファレンスの模様

妊娠出産・産褥期は,女性にとって新しい家族の誕生という喜ばしい出来事である一方,母親になるという役割の変化,経済的負担の増加,ライフスタイルの変化など様々な心理的・社会的ストレスにさらされやすい時期です。また,子供にとっても,親子関係の始まりとしてその後の発達に深く影響するものです。

我々周産期母子サポートチームは,平成27年11月より活動開始し,様々な問題をかかえる母親,そしてその家族にかかわってきました。普段は見逃がされがちな些細な言動や訴えを各部署の専門家がそれぞれの立場から掘り下げ,連携をとりつつ問題を解決します。また,妊娠中,分娩,産褥期を通じて,育児支援だけではなく精神・心理的,さらに社会的な面において必要に応じて院外の機関とも連携し切れ目ない支援を提供しています。

主な活動内容

  1. 病棟回診
  2. 臨床カンファレンス
    1か月に2回開催。外来,入院中,産後において,各部署の連携が必要となる母親や家族の支援について検討しています
  3. 周産期セミナー
      各部署が順番に担当し,3か月に一度程度,開催しております。院内外の皆様にも,ご自由に参加していただいております。
  4. 産後ママケア
      外来助産師による育児指導(授乳など),臨床心理士による精神・心理面に関する相談・カウンセリングをご希望の方には,社会福祉士による社会的資源の紹介・提供を行っています。

メンバー

  医師(産婦人科・新生児科・精神科)
  助産師・看護師(産科・新生児科)
  臨床心理士(こころのケアセンター)
  社会福祉士・精神保健福祉士(医療福祉相談室)