看護学研究科長あいさつ

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研究科長  若杉 里実

現在、看護系大学院の修士課程は206大学にあり3,117人が学修しています。(2023年6月現在,文部科学省高等教育局医学教育課調べ)。

社会情勢が複雑に変化し将来の予測が困難な時代になりつつある中、看護専門職者に求められる場は拡大し、役割は多様化してきており、様々な課題を実感しながら実践に取り組んでおられることと思います。

本研究科では、実践家である皆さんが日常の看護実践で気になっている現象を紐解くことから始めます。自らの体験を語り、自分自身の考えを整理し、理論や先行研究との関連を議論し合い、研究手法を用いて研究を実施し、論文にまとめていくというプロセスを通して、大学院でこそ身につけることが期待されている「高度な専門的知識」「普遍的なスキル」「様々な場面で応用可能な能力」を自律的に学修していきます。

本研究科は、社会人として働きながら大学院に通う院生が多いため、大学院への進学は大きな挑戦となるかもしれませんが、多様な院生とコミュニケーションをとりながら新たな価値やビジョンを創造する機会を得ることができます。さらに、大学院での学修のプロセスを通してご自分の成長を実感するだけではなく、看護の視野が広がり、自分の実践をよりよいものに改善していく発想の転換をもたらしてくれる可能性があります。

「看護学という学問」を自律的に探究してみませんか。

本研究科で自律的に学修して培った「応用可能な能力」を、看護専門職者に求められる多様な場で発揮し役割を果たすとともに、社会を支え改善していく一人となり、看護学の未来を紡いでいきましょう。

プロフィール

専門

  • 公衆衛生看護学

研究テーマ

  • 地域看護活動に関する研究
  • 保健師の人材育成に関する研究
  • 看護学生の慢性疼痛に関する研究

学歴

1986(昭和61)年3月 藤田保健衛生大学衛生学部衛生看護学科卒業
2003(平成15)年3月 愛知淑徳大学大学院コミュニケーション研究科心理学専攻
博士前期課程修了 修士(心理学)
2011(平成23)年3月 長野県看護大学大学院看護学研究科博士後期課程修了
博士(看護学)

職歴

1986(昭和61)年4月~1986(昭和61)年10月 藤田保健衛生大学病院看護師
1986(昭和61)年11月~1999(平成11)年3月 名古屋市役所保健師
1999(平成11)年4月~2002(平成14)年3月 愛知県立看護大学公衆衛生看護学助手
2004(平成16)年5月~2006(平成18)年3月 岐阜大学医学部看護学科地域看護学助手
2006(平成18)年4月~2009(平成21)年3月 愛知医科大学看護学部地域看護学講師
2009(平成21)年4月~2012(平成24)年3月 岐阜大学医学部看護学科地域看護学准教授
2012(平成24)年4月~2017(平成29)年3月 愛知医科大学看護学部地域看護学准教授
2017(平成29)年4月~2021(令和3)年3月 愛知医科大学看護学部地域看護学教授
2021(令和3)年4月~現在 愛知医科大学看護学部公衆衛生看護学教授
2024(令和6)年4月~ 愛知医科大学副学長 兼 看護学部長 兼 看護学研究科長