教育理念等

愛知医科大学の理念

愛知医科大学の理念は,建学の精神として定められており,三つの主眼点として次のことを掲げている。

  1. 新時代の医学知識,技術を身につけた教養豊かな臨床医の養成
  2. 時代の要請に応えて地域社会に奉仕できる医師の養成
  3. 医療をよりよく発展向上させるための医学指導者の養成

愛知医科大学の目的

愛知医科大学は,教育基本法及び学校教育法に基づき,道徳的能力と社会的有用性を基盤とし,新しい医学・看護学の知識及び技術をもつて社会に奉仕する医師及び看護職者を育成するとともに,深く学術を研究し,医学・看護学の発展向上に貢献することを目的とする。

愛知医科大学行動指針

愛知医科大学は,これまでも「特色ある医科大学づくり」を基本方針とし,存在意義を明確にする医科大学づくりに努めてきました。今後は,これまでの諸活動を一層発展させ,「社会から評価され,選ばれる医科大学」を基本方針とし,改善の重点項目として次の三つの行動指針を定め,競争時代を勝抜くべく,教育・研究・診療にかかわるすべての領域において,更なる飛躍のための新たな改革実現に取組んでいきます。

選ばれる大学

「選ばれる医科大学」活動により地域社会との連携強化と貢献を目指す。

安心・親切・快適

「安心・親切・快適」を信条に満足度の高いサービスを提供する。

自主自立・向上・協調

「自主自立・向上・協調」精神により自己実現する職員を目指す。

内部質保証の方針

愛知医科大学は,建学の精神,学是を念頭に置き,教育,研究,診療を始めとする大学の諸活動が適切な水準であることを説明又は証明するため,自己点検・評価を行い,学長及び副学長等で組織する「大学運営審議会」が全学的な教学マネジメントの観点から内部質保証システムを継続的・恒常的に機能させ,本学の質の保証及び向上を図る。なお,内部質保証の更なる推進のため,新たな組織構築に取り組む。

2020年12月7日
大学運営審議会

求める教員像

  1. 本学の「建学の精神」,「学是」を理解し,教員としての職務と責任を真摯に自覚し実践できる者
  2. 学部・研究科の教育理念と3ポリシー(ディプロマ・ポリシー,カリキュラム・ポリシー,アドミッション・ポリシー)の重要性を理解し,教育研究活動を推進できる者
  3. 教育,研究,診療を始めとする大学の諸活動に情熱をもって取り組み,次世代の人材を育成できる者
  4. 専攻分野において,十分な知識と能力を有し,社会の変化に対応すべく継続的にその資質・能力の向上に努めることができる者
  5. 教育・研究・診療の成果を社会に還元し,地域連携を促進し地域医療の発展を図ることができる者
  6. 大学における自身の役割を認識し,他の教職員と協力して大学運営を円滑に進めることができる者

2021年2月1日
教員人事委員会

教員組織の編制方針

  1. 大学設置基準等関係法令に基づき,学部・研究科の特色に応じて,教育,研究,診療に必要な教員組織を編制する。
  2. 教員の年齢構成,男女比,国際性に配慮し,組織ごとに十分な教員を配置する。
  3. 教員の募集,採用,昇任等は,本学の関係諸規則に則り,透明性を確保しつつ,公正かつ適切に実施する。
  4. 組織的かつ多面的にファカルティ・ディベロップメント(FD)活動に取り組み,教員の資質向上を図る。
  5. 教員の教育研究活動,診療活動,社会貢献等の社会活動の業績を評価し,それらの活動の活性化を図る。

2021年2月1日
教員人事委員会

学生支援に関する方針

愛知医科大学は,学生が学習に専念し,安定した学生生活を送ることができるよう,修学支援,生活支援,進路支援体制を整備するとともに,修学支援・学生支援部門及び関係委員会等を設置して,学生の学業生活に関する様々な事項を審議検討します。

◆ 修学支援

  • 指導教員(アドバイザー)制度を導入して修学に関する支援を行う。
  • 学内施設の整備を行い,充実した学修環境を提供する。
  • 留年者,休学者及び退学希望者の状況を把握して対策を講じる。
  • 教育効果を検証し,教育内容とカリキュラムの改善に取り組む。
  • 成績優秀者及び経済的に就学が困難な者への奨学制度の充実を図る。
  • 障がいのある学生に対し,個々の状況に応じた学修が受けられるよう支援する。

◆ 生活支援

  • 指導教員(アドバイザー)制度を導入して学生生活に関する支援を行う。
  • 保健管理センターを中心とした学生の健康管理を行う。
  • 学生相談室を整備して相談員による学生相談を行う。
  • 課外活動に対する支援を行う。
  • ハラスメント防止に向けた取り組みを行う。

◆ 進路支援

  • 国家試験受験対策を行い,合格率の向上を図る。
  • 指導教員(アドバイザー)等による就職支援を行う。
  • 大学病院等と連携して進路に関するガイダンスを行う。
  • 卒業後の進路に関する情報提供を行う。
  • 入学時成績から在学中の成績,卒後進路について情報を収集及び分析する。

教育研究等環境に関する方針

愛知医科大学が掲げる理念・目的を実現するために,教育研究等環境の整備に関する方針を次のとおり定める。

1 施設・設備の整備
学生の学修及び教員等の教育研究活動を推進するために,充実した校地・校舎及び施設・設備を整備するとともに,その維持・管理を行い,安全・衛生を確保する。
2 情報環境の整備
学生の学修及び教員等の教育研究活動が円滑かつ効果的に行えるように,ネットワーク等の環境基盤整備及び運用体制を整備する。
「学校法人愛知医科大学情報セキュリティに関する規程」に基づき,情報の保全及び管理を行う。
3 図書の整備
学生の学修及び教員等の教育研究活動を支援するため,専門書,学術雑誌等の資料を収集するとともに,最新の学術情報を効率よく提供するために,データベース,電子ジャーナルの充実,利用者への情報提供サービス,教育研究機関との学術情報相互提供システムの整備を行う。
学生の学習に配慮した図書館利用環境(開館時間,座席数,閲覧エリア等)の整備に努める。
4 研究環境の整備
教員等の研究活動を促進するため,研究室等施設面の整備及び研究費の確保並びに競争的研究資金獲得支援等に努めるとともに,研究創出支援センターを中心とした研究支援体制を構築し,研究の質を高めることができるように研究等環境の整備を図る。
5 研究倫理遵守体制の整備
研究者が,研究活動を誠実に行うとともに,社会からの負託に応える責務を全うできるよう「愛知医科大学における研究者行動指針」を定め,教員等に周知する。
研究活動における不正行為及び研究費不正使用の防止の取り組みとして,「愛知医科大学における研究活動上の不正行為の取扱いに関する規程」及び「愛知医科大学における公的研究費等の取扱いに関する規程」を遵守し,これらの規程に基づく研修を行う。
研究倫理については,関係法令・ガイドラインを踏まえた規程・コンプライアンス体制を整備し,研究倫理の遵守を徹底する。