新任教授のご紹介 藤田 義人

藤田 義人

患者さんの安心を支える最善の麻酔管理を行います

藤田 義人 (フジタ ヨシヒト)

麻酔科部長 ※就任当時の役職名で記載 令和3年8月16日 就任

専門領域
  • 麻酔科学
  • 集中治療医学
  • 救急医学
認定医・専門医
  • 日本麻酔科学会 麻酔科指導医・専門医(救急集中治療教育委員)
  • 日本集中治療医学会 集中治療専門医(評議員・教育委員)
  • 日本救急医学会・救急科専門医
  • 日本神経麻酔集中治療学会 指導医(評議委員)
  • 日本ペインクリニック学会会員
  • 日本臨床麻酔学会会員
  • 日本臨床救急医学会員
  • 日本呼吸医学会会員
  • ヨーロッパ麻酔科学会会員
  • ヨーロッパ集中治療学会会員

診療についての抱負

RRS(院内迅速対応システム)とTele-ICUの構築

麻酔科の役割は,患者さんが外科的侵襲を受けている間の痛みなどのダメージをコントロールする全身管理です。手術の時だけ でなく,各患者さんに適した麻酔方法を選択するため,術前に患者さんの予備力を把握・評価することから,術後の集中治療やリハビリなどを含めた周術期をトータルに管理します。麻酔科の特徴として,さまざまな診療科やメディカルスタッフと連携します。特に集中治療では,対象が重症患者さんであるため,その容態を上手にコントロールするには,心臓や神経,脳といった臓器ごとに分けて捉えるのではなく,重症という大きな括りで全ての診療科の医師と綿密に話し合うことが非常に大切です。それに加え,看護師などのメディカルスタッフとも協力し,術後の患者さんを以前の状態に戻せるように尽力しています。その一方で,麻酔科では新たな取り組みとして,心肺停止を未然に防止するため,その予兆をいち早くキャッチして対応するRRS(院内迅速対応システム)や,遠隔での診療サポートを行うTele-ICUの構築に力を注いでいます。これらのシステムを実現し,医師不足の課題の解消や,他職種連携やチーム医療の更なる強化に貢献していきたいと考えています。

良質の麻酔管理が行える麻酔科医の育成に尽力

私が研修医として入局した大学では,最初に麻酔科で学んでから,他の診療科に変わることが認められていました。そのため,私も麻酔科で経験を積んだのちに専門分野を決めようと考えていましたが,目の前に倒れている人を取り急ぎ何としなければいけない場合に一番役に立つのが麻酔の技術であり,幅広い診療領域をカバーできる,そこにやりがいや意義を感じて麻酔科を専門分野として選びました。その選択は今でも間違っていなかったと思っています。今後は,大学病院の強みを生かし,基礎・臨床研究を推進していくと同時に,質の高い麻酔管理が行える麻酔科医,病院の中心となって活躍できる麻酔科医を育成していくことが使命だと考えています。

学歴・職歴等

1989年 名古屋市立大学医学部卒業
医師免許取得
名古屋市立大学病院 臨床研修医(麻酔・蘇生学教室)
1992年 刈谷豊田総合病院麻酔科 医員
1996年 名古屋市立東市民病院 麻酔科副部長
1998年 名古屋市立大学医学部助手(病院救急部)
2003年 医学博士学位取得(名古屋市立大学)
カナダ国トロント大学(Research Fellow)2年間
2008年 名古屋市立大学大学院医学研究科講師
2013年 名古屋市立大学集中治療部准教授
名古屋市立大学病院 病院教授
2014年 愛知医科大学医学部麻酔科学講座 教授(特任)
2018年 愛知医科大学病院 周術期集中治療部 部長
2021年 愛知医科大学医学部麻酔科学講座 教授
愛知医科大学病院麻酔科 部長
2022年 愛知医科大学病院周術期集中治療部 教授

フォトアルバム

インタビュー

座右の銘は?

「臨機応変」。医学業界では,20年前に正しいとされていたことが今は間違いとされていることがたくさんありますし,世の中も凄い勢いで変化しています。その変化に柔軟に対応していく意識を持っていなければいけないと思っています。

患者さんへのメッセージをお願いします

私たち麻酔科医が必要とされるのは,主に患者さんが重症の時です。患者さんというよりも,医師が困った時にバックアップとしての役割を果たします。患者さんが麻酔科医と会わなかったら,それは患者さんが危機的な状況に陥っていない,悪いことではないと捉えていただければと思います。