大学院看護学研究科高度実践看護師（診療看護師）コース公開講義を開催しました

2019.06.20

令和元年６月８日(土)午後２時から愛知医科大学本館３階302講義室において，大学院看護学研究科公開講義を開催しました。
本講義は，看護学研究科高度実践看護師（診療看護師）コースで開講している講義の一部を学内外の方々へ公開して実施しました。

長崎医療センター脳神経外科・診療看護師の本田和也先生をお招きし，「へき地・離島における診療看護師の活動」というテーマで，へき地・離島にて求められる診療看護師の役割について臨床経験を踏まえて講義していただきました。
本田先生は，１年間，長崎離島に移住し，へき地・離島での診療看護師活動を通じて，患者訪問や初診を自身が担うことで患者の再診数が低下するなど，診療看護師の介入効果について紹介されました。離島での活動後，現職へ復帰され，後輩の育成や診療活動を行う中で，診療看護師には医療の質向上のための実践が重要であり，法律の範囲内で患者へのアウトカムを示し，診療看護師の役割を広く認知させることが重要であると話されました。診療看護師として高度医療の現場からへき地・離島医療まで幅広い臨床経験を積まれた先生の講義に，学生だけでなく受講者全てが診療看護師として求められる役割と責務について理解した貴重な講義となりました。