母子看護学領域

母子看護学領域では,周産期,新生児期,乳幼児期,学童・思春期,若年成人期のライフサイクルにある対象とその家族が,その人らしく,その家族らしく生活することを支える看護,生涯にわたるウェルビーイングの維持・向上を支える看護を探究しています。

教育方針

1.PhDコース

小児看護学では,こどもと家族中心のケアモデルに関する研究,こどもと家族の相互作用を支える看護モデルに関する研究,こどもの育ちを支えるケアシステムに関する研究,新生児看護・小児看護教育に関する研究を指導します。

母性看護学では,周産期・養育期にある家族のメンタルヘルスに着目し、Dyadic Dataを用いることでその関係性を解明する研究や、家族看護に関する理論を基盤とした看護介入研究を指導します。


2.DNPコース

こどもと家族中心のケアモデルに関する研究,こどもと家族の相互作用を支える看護モデルに関する研究,こどもの育ちを支えるケアシステムに関する研究,新生児看護・小児看護実践現場の改革を目指す研究を指導します。

活動・研究内容

母子看護学領域の諸問題は,対象やその家族のみならず,地域社会や次世代まで影響を及ぼすことが明らかとなっています。そのため,母子保健・医療・福祉・教育に携わる専門家とともに,広い視野で多角的に探究し,実践の変革に寄与できる研究に取り組んでいます。

小児看護学では,こどもと家族が生活するあらゆる場で看護の実践・研究・教育活動に取り組み,実践を基盤とした研究を探究しています。現場の看護職との共同研究を推進し,こども・家族との協働の特徴や成人移行支援の課題について検討しています。近隣の市町村と連携してエピペン講習を開催する等,社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

母性看護学では,「子育て家族のこころを支える研究会」を主宰し,周産期メンタルヘルスと多職種連携の視点から,子育て期の家族への看護に関する研究活動を定期的に行っています。

スタッフ紹介

氏名 職名 専門分野
茂本 咲子 教授 小児看護学,新生児看護学,家族看護学
山本 弘江 准教授 母性看護学,家族看護学

研究テーマ

氏名 研究テーマ
茂本 咲子
  • 低出生体重児と親の相互作用を支える看護に関する研究
  • 低出生体重児の育ちを支える継続看護に関する研究
  • 医療的ケア児と家族を主体としたケアに関する研究
  • こどもを育てる親の体験,育児困難感,子育て支援に関する研究
山本 弘江
  • 父親の産後うつの様相の解明と家族支援方策の検討
  • 子育て期の家族のメンタルヘルスに着目した支援とソーシャルキャピタルのあり方の検討
  • 乳児をもつ夫婦の産後うつの実態と家族を支える地域連携モデルの開発
  • 親の育児ストレスに関する研究

キーワード

周産期メンタルヘルス,小児看護,家族看護,子育て支援

関連リンク