精神看護学領域

精神看護学領域では，人のかかえる生きにくさや精神看護上の課題を，個人と環境の相互作用のなかで捉え，人々がその人らしく生きるにはどのような援助や環境が必要かを考えていきます。 その「人々」というのは，精神障害をもつ人だけでなく，実践家としての私たち看護職・看護教員や看護学生，すべての人々を対象に含んでおり，精神看護領域では幅広い援助・活動が検討対象になります。

修士課程までの研究だけでなく，これまで臨床・教育現場で生じた疑問や実践から得た知をさらに深掘りするところから始め，DNPコースではエビデンスに基づく実践を推進するための実装研究（実践に軸足），PhDコースでは新たな知・エビデンスの創出（発展的な研究に軸足）へとつなげていくことを目指します。
博士後期課程では，オリジナリティの高いテーマおよび研究設計が求められますが，できるだけ修学年限（３年，長期履修で４年）での博士号取得を目指せるようにアシストします。そのためにも，まずは「問い」をしっかり練っておくことが大切ですので勉強会・ゼミなどにご参加・ご相談ください。
博士号(DNP, PhD)取得に向けては気合と勢いも必要です。その２つが高まったタイミングに，お越しください。

精神看護を高めるには，対象理解や援助方法の追求だけではなく，看護師側のメンタルヘルスや治療の場のダイナミクス，社会や環境の状況など広く考えていくことが重要です。そのため，現象を多角的に深く柔軟に捉える質的研究法を軸に据え，精神看護を取り巻く様々な状況や現象を探究しています。

また，臨床でのニーズを大切にして研究や教育を考えたいため、領域主催で「昼活：精神看護勉強会」をZoom/対面のハイブリッド形式で実施しています。

加えて，一部の院ゼミをオープンにして修了生・当領域に関心のある方等にもご参加いただけるようにします。
参加希望の方はお問合せ下さい。

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昼活：精神看護勉強会