学位論文審査に係る評価の基準

学位規程

審査体制

審査委員会による論文審査

 ① 論文審査は予備審査,本審査の2回行われる。
 ② 論文審査は,主査1名及び副査2名の計3名で行う。
 ③ 予備審査では,学位論文に関するプレゼンテーション(30分)を行い,主査・副査からの質疑に答える。
 ④ 審査委員会による審査結果は,研究科委員会において審議され,議決される。

評価項目

提出された学位論文は,審査基準に則り,以下の評価項目によって審査がなされる。

<看護学特別研究(PhDコース)>
 1.看護学の発展に寄与する研究である。
 2.看護学における新規性を有している。
 3.看護学における研究の学術的意義が明確に示されている。
 4.先行研究や関連の文献を十分に検討し,自身の研究を適切に位置づけている。
 5.研究目的が明確である。
 6.研究目的を達成するために適切かつ妥当な研究方法が用いられている。
 7.研究倫理について十分に理解し,それを遵守している。
 8.研究目的に対応した結果が適切に述べられている。
 9.研究の限界について解釈し,今後の示唆を明確に論じることができる。
 10.独自の研究結果に基づき一貫した論旨で構成されている。

<DNPプロジェクト研究(DNPコース)>
 1.看護実践に寄与するプロジェクト研究である。
 2.先行研究や関連文献を十分に検討し,EBIに基づく研究が適切に位置づけられている。
 3.EBIに基づく現場分析が適切である。
 4.実装戦略を計画・実行できる。
 5.プロジェクトの目的が明確である。
 6.実装アウトカムおよび患者(対象者)アウトカムが明確に設定できている。
 7.実装戦略に基づいた評価が適切にできている。
 8.プロジェクト到達度と持続可能性について,明確に論じることができる。
 9.研究倫理について十分に理解し,それを遵守している。
 10.EBIと実装戦略に基づき,一貫した論旨で構成されている。