お知らせ

令和4年度 看護実践研究センター 特別セミナーを開催しました

2022.10.06


令和4年9月3日(土)に「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)支援における看護師の役割」と題し,特別セミナーをオンラインで実施し,152名の参加がありました。
アドバンスト・ケア・プランニング(ACP)とは,「将来の変化に備え,将来の医療及びケアについて, 本人を主体に,そのご家族や近しい人,医療・ ケアチームが,繰り返し話し合いを行い,本人による意思決定を支援するプロセスのこと」(日本医師会HPより引用)を指します。
アメリカ留学中にACPを学び,現在はACPに関わる看護実践,研究,教育の第一線で活躍されている京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻先端基盤看護科学講座看護倫理学分野准教授の竹之内沙弥香氏を講師にお招きしました。
セミナーでは,初めに,医療チームがACPの正確な定義を共有することの重要性を確認しました。そして,ACP支援をいつ,誰が,どのように行うのかについて,エビデンスに基づく知識を学び,ACP支援に向けた患者や家族との話し合いのための具体的な技術を紐解きました。
講義を通して,ACPは,看護職者の身体的,精神的,社会的な理解およびコミュニケーションを介した患者さんとの信頼関係形成を基盤とすることから,看護職者はACPに関して,重要な役割を担っていることを理解することができました。
また,透析患者,慢性心不全患者,重症心身障害児などの事例についても,チャット機能を用いて活発な質疑があり,竹之内氏自身の経験も交えた意見交換をすることができました。
セミナー後のアンケートでは,「分かりやすい事例で日々の悩みを解消できた」「チャットでの質問にその場で答えてくださって,学びが深まった」等の感想が多数寄せられ,盛況のうちに幕を閉じました。






当日の模様



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