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体温センサーが温度を感じるメカニズムを発見 ~TRPM2はカルシウムイオンとリン酸化により調節される~

2022.09.12

TRPM2は温かい温度で活性化するイオンチャネルですが,TRPM2は体温に保たれた組織および細胞に発現するため,体温付近の温度での機能が何らかのメカニズムで調節されると考えられます。しかし,TRPM2の温度感受性が生体内で変化する詳しいメカニズムはほとんどわかっていませんでした。今回,自然科学研究機構 生理学研究所の加塩麻紀子特任准教授,愛知医科大の増渕悟教授らのグループは,TRPM2が,どれほどの温度に達すると活性化するかには,細胞内のカルシウムイオン濃度と,TRPM2リン酸化が関わっていることを明らかにしました。本研究結果は,The journal of Physiology誌(2022年9月1日号)に掲載されました。
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