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ノルアドレナリンによる線維柱帯の食作用抑制を介した眼圧概日リズム制御機構解明に関する研究成果について

2022.04.08

緑内障は視神経が傷害され失明につながる中途失明原因第1位の疾患で,確実な予防や根治の方法は見つかっていません。主な原因は眼圧異常と考えられていますが,眼圧には約24時間の概日リズムがあり,緑内障発症に関与すると考えられています。眼圧リズムは概日時計中枢である脳視床下部の視交叉上核(SCN)によって制御され,主に副腎グルココルチコイドおよび交感神経ノルアドレナリンを介して生み出されることが知られています。しかし,その詳細な仕組みは不明なままでした。愛知医科大学医学部生理学講座の池上啓介講師と増渕悟教授の研究グループはノルアドレナリンが食作用を時刻依存的に抑制することで眼圧リズムを制御する巧みな仕組みを世界に先駆けて明らかにしました。
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