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眼圧の概日リズムを制御する仕組みに関する研究成果について

2020.03.26

緑内障は,眼圧が上昇する事により,視神経が傷害され失明につながる難治性の疾患です。眼圧には約24時間の概日リズムがあり,夜間に高くなりやすい眼圧は緑内障発症に関与すると考えられています。眼圧リズムは概日時計中枢である脳視床下部の視交叉上核(SCN)によって制御されていますが,その詳細な仕組みは不明なままでした。愛知医科大学医学部生理学講座の池上啓介助教,増渕悟教授らの研究グループは,近畿大学との共同研究により,SCNは副腎グルココルチコイド及び交感神経ノルアドレナリンによって,眼圧リズムを生み出す巧みな仕組みを,マウスを用いた実験で世界に先駆けて明らかにしました。
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