小児看護学領域

小児看護学領域では,小児看護学領域では,胎児期,乳児期,幼児期,学童期,思春期,若年成人期の発達過程にある,あらゆる健康レベルのこどもと家族を対象とし,その人らしく,その家族らしく生活することを支える看護,生涯にわたるウェルビーイングの維持・向上を支える看護を探究していきます。

教育方針

小児看護学の基盤となる概念や理論について学び,こどもを全人的に理解するための援助方法を探求します。看護実践の省察と国内外の文献検討を行い,そのプレゼンテーションとディスカッションを通して,自己の研究課題を明確にします。小児看護実践の現象を概念や理論と関連付けてとらえ,実践への応用と研究の展望について考察する力を養い,看護学の発展に寄与できる人材を育成します。

活動・研究内容

こどもと家族が生活するあらゆる場で看護の実践・研究・教育活動に取り組み,実践を基盤とした研究を探究しています。最近では,「子どもの育ちに着目した低出生体重児と親の相互作用を支える看護モデルの創案(令和3年度科学研究費助成事業)」に取り組み,親子の相互作用についての親のとらえ方を,親と看護職が互いに共有するために,自作のParental Perception of Feeding尺度を活用して看護実践を行っています。また,現場の看護職との共同研究を推進し,こども・家族との協働の特徴や成人移行支援の課題について検討しています。近隣の市町村と連携してエピペン講習を開催する等,社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

スタッフ紹介

氏名 職名 専門分野
茂本 咲子 教授 小児看護学,新生児看護学,家族看護学

研究テーマ

氏名 研究テーマ
茂本 咲子
  • 低出生体重児と親の相互作用を支える看護に関する研究
  • 低出生体重児の育ちを支える継続看護に関する研究
  • 医療的ケア児と家族を主体としたケアに関する研究
  • こどもを育てる親の体験,育児困難感,子育て支援に関する研究

キーワード

小児看護,新生児看護,家族看護,こどもと家族を主体としたケア,こどもと家族の相互作用,子育て支援

関連リンク