外科周術期管理学寄附講座

高度侵襲外科手術では術後合併症が頻発します。特に消化器外科手術の領域では,感染性合併症が高率に発生し,この発生を抑制することは患者のQOLや短期・長期生命予後を改善するために不可欠です。本寄附講座は,高度侵襲外科手術の周術期管理において,術前に「筋肉」と「腸」を鍛えることの術後合併症軽減効果について探索的な研究を行います。

教育方針

本講座では,高度侵襲外科手術における周術期管理の革新を目指し,プレハビリテーションおよび腸内環境制御(プロバイオティクス等)を基盤とした新たな治療戦略の確立と,その実践を担う人材の育成を目的としています。

活動・研究内容

筋肉を鍛えることの重要性に関しては,術前運動・栄養療法(プレハビリテーション)を行うことの重要性について前向き臨床研究を行います。また,腸を鍛えることの重要性に関しては,シンバイオティクス(プロバイオティクス+プレバイオティクス)の腸内環境改善効果が,術後感染性合併症発生に及ぼす影響をランダム化比較試験で検討しています。

スタッフ紹介

研究業績については,研究者データベースをご覧ください

氏名 職名 専門分野
横山 幸浩 教授 消化器外科・肝胆膵外科・希少がん

研究テーマ

氏名 研究テーマ
横山 幸浩 【術前に筋肉を鍛えることについて】
  • 術前の筋肉量・運動能力減少が術後合併症発生に及ぼす影響
  • 高度侵襲外科手術におけるプレハビリテーション(運動・栄養療法)の術後合併症抑制効果
  • プレハビリテーションアプリ “Preha” によるプレハビリ遵守率の改善効果
  • プレハビリテーションによる腸内環境改善効果

【術前に腸を鍛えることについて】
  • 腸内環境が術後合併症発生に及ぼす影響
  • 潜在的バクテリアルトランスロケーションと術後感染性合併症の関連
  • シンバイオティクス(プロバイオティクス+プレバイオティクス)の腸内環境改善およびバクテリアルトランスロケーション抑制効果
  • シンバイオティクスの術後感染性合併症抑制効果
  • 大腸癌術前患者におけるシンバイオティクス投与の腫瘍微小環境におよぼす影響
  • 結腸切除術において腸内環境が術後創傷治癒因子に及ぼす影響
  • 結腸切除術においてシンバイオティクスの縫合不全抑制効果
  • シンバイオティクス内服がプレハビリテーション中の筋肉量,運動能力増強に及ぼす影響

キーワード

プレハビリテーション,プレハビリテーションアプリ(Preha),感染性合併症,腸内細菌,バクテリアルトランスロケーション,シンバイオティクス,腫瘍微小環境

関連リンク

連絡先

TEL
0561-62-3311(代表)・内線12378
E-mail
yokoyama.yukihiro.188@mail.aichi-med-u.ac.jp
hiroyoko1208@gmail.com