放射線医学講座

放射線医学の四つの柱である放射線診断,インターベンショナルラジオロジー(IVR),放射線治療,核医学の四分野において,各領域の専門医を中心に活発な診療と研究を行っています。医学の進歩に応じた最新の診療技術を積極的に導入し,国際的なレベルの放射線科医の養成を目指しています。

教育方針

初期研修終了後,放射線医学全般について三年間の臨床教育を行い,専門医試験を受験して放射線科専門医を取得します。さらに二年間の専門教育を受け,放射線診断専門医または放射線治療専門医を取得します。
この間,国内・国外の学会へ積極的に参加し,研究発表や論文執筆を行います。
なお修練機関は愛知医科大学病院を原則として行います。

活動・研究内容

三次元画像の精度の向上と各種治療への応用,三次元画像を応用した低侵襲治療の開発,放射線治療の外部照射における精度向上,IVRにおける新技術の開発と臨床応用, IVRにおける患者と術者の被曝低減,放射線診断による医療被曝の低減,その他。

スタッフ紹介

研究業績については,研究者データベースをご覧ください。

氏名 職名 専門分野
鈴木 耕次郎 教授 画像診断,IVR
太田 豊裕 教授(特任) 画像診断,IVR,核医学
下平 政史 教授(特任) 画像診断,IVR,核医学
川井 恒 准教授 画像診断
大島 幸彦 准教授(特任) 放射線治療
木村 純子 講師 画像診断,核医学
泉 雄一郎 講師 画像診断,IVR
北川 晃 講師 画像診断,IVR
池田 秀次 講師 画像診断,IVR,核医学
伊藤 誠 講師 放射線治療
山路 真也子 助教 画像診断,核医学
松永 望 助教 画像診断,IVR,核医学
山本 貴浩 助教 画像診断,IVR,核医学
成田 晶子 助教 画像診断,IVR,核医学
岡田 浩章 助教,大学院生 画像診断,IVR,核医学
阿部 壮一郎 助教 放射線治療
足達 崇 助教 放射線治療
浅井 あゆみ 助教 画像診断
越川 優 助教 画像診断
中野 雄太 助教 画像診断,IVR
嵯峨 俊信 助教(専修医) 画像診断,IVR
谷口 眞梨乃 助教(専修医) 画像診断,IVR
二橋 尚志 非常勤医師 画像診断
丸地 佑樹 非常勤医師 画像診断,IVR
高畑 恭兵 非常勤医師 画像診断,IVR
竹原 有美 非常勤医師 画像診断,IVR

研究テーマ

氏名 研究テーマ
鈴木 耕次郎
  • 内臓動脈瘤に対する血管内治療
  • IVRの医療器材開発
  • 胆膵領域の画像診断
太田 豊裕
  • 各種画像ガイド下によるCVポート留置手技の検討
  • 肝癌に対するIVR
下平 政史
  • 超選択的IVRにおけるマイクロカテーテル技術の開発
  • 肺動静脈奇形に対する塞栓術の成績向上についての検討
川井 恒
  • 脳腫瘍のテクスチャ解析
木村 純子
  • MRI造影剤の安全性に関する検討
大島 幸彦
  • 頭頸部癌根治照射における高精度放射線技術を用いた,治療成績の向上及び毒性低減について
泉 雄一郎
  • 子宮筋腫に対する動脈塞栓術の塞栓物質に関する検討
北川 晃
  • 血管奇形に対するIVRの成績向上と合併症の予防
池田 秀次
  • IVRにおける造影剤腎症の予防
山路 真也子
  • コンビ―ムCT撮影時の血管撮影室内散乱線分布について
伊藤 誠
  • TrueBeam とCyberKnife における線量分布の基礎的比較研究
成田 晶子
  • 高吸水性ポリマー製球状塞栓物質のX線画像における視認性の検討
岡田 浩章
  • Dual Energy CTを用いた読影の検討

大学院進学について

希望があれば大学院進学も可能です。上記の臨床教育に並行して基礎研究または臨床研究を進めていただきます。そのため大学院へ進学したために臨床教育が遅れることはありません。
初期研修を終えて四年間の大学院へ入学する従来の方式もありますが,当講座では初期研修と同時に入学する社会人大学院制度を積極的に取り入れています。

取得可能な資格

放射線科専門医の後,放射線診断専門医または放射線治療専門医
日本インターベンショナルラジオロジー(IVR)学会専門医
胸部および腹部ステントグラフト実施医・指導医
日本核医学会専門医
PET核医学認定医  など。
当講座では,個人の専門性に応じて資格取得を奨励しています。

被ばくについて

放射線を利用した検査は循環器内科,消化器内科,整形外科や脳外科など様々な診療科で行われています。放射線科医の被ばく量がこれらの科の医師と比較して特別に多くなることはほとんどありません。また,我々は放射線科専門医としての知識を生かして,他科の先生方以上に被ばくの低減を心がけています。年間の被ばく量は自然放射線による被ばく量とほぼ同じかやや上回る程度です。

ドクター・学生に向けたメッセージ

放射線科では以下の通り検討会を行っております。臨床実習中に限らず学生さん,初期研修中の先生方の参加もお待ちしております。

論文抄読会・医局会

毎週月曜 17:00から
中央棟1階画像診断センター読影室

IVR症例検討会(血管外科と合同)

毎週水曜 17:00から
中央棟1階画像診断センター読影室

放射線治療検討会

毎週火曜 13:00から
中央棟地下1階放射線治療センター,カンファレンス室

CT・MRI症例検討会

毎週火曜 8:30から および 毎週金曜 8:30から
中央棟1階画像診断センター読影室

その他,複数の診療科と定期的な検討会・勉強会を開催しています。

医学部6年生のみなさんへ

放射線医学の過去の国家試験解説(講義で使用したものも含む)の資料を載せました。勉強に使ってください。

パワーポイントがPCに入っていないと使えませんので,ご注意ください。(画像をクリックすると矢印や回答がでます。印刷するときはグレースケールに設定すると背景の色は消えます。パワーポイントビューワーというソフトがマイクロソフトのサイトから無料ダウンロードできるはずです。)

キーワード

インターベンショナル・ラジオロジー,Interventional Radiology: IVR ,画像診断,放射線治療,放射線科専門医,被ばく

連絡先

TEL
外線:0561-62-3311(代表)放射線医学講座 医局
内線:22833 / 77665
FAX
0561-63-3268

更に詳しいことを知りたい方や研修病院を決めかねている医学部の学生さん,模索中の研修医の先生方からの連絡をお待ちしています。施設や診療現場の見学を希望される方も随時受け付けています。また,他科から転科希望の先生方からのご相談にも対応いたします。当講座に興味のある方は,いつでもお気軽にご連絡,ご相談ください。それ以外の収入等についてもお気軽にお問い合わせ下さい。

さらに詳細な情報はこちらで紹介しています

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