神経内科

神経内科は,医育研究機関の臨床内科系講座部門として,神経変性疾患研究及び脳卒中研究に邁進し,その成果を社会に還元するとともに,医学生教育,研修医教育,神経内科専門医教育を一貫して精力的に実践し,現代社会の求める後継医師ならびに医学研究者の育成に努めています。また,名古屋市を含め愛知県東部地域を広く実診療圏とした神経疾患の診療拠点としての役割を担っており,超高齢化社会のニーズに対応すべく診療領域は急性,慢性を問わず神経疾患全般を網羅し,特に急性脳疾患である脳血管障害に関しては脳卒中センターを兼務して,脳梗塞,脳出血を中心とした脳卒中急性期診療体制の強化と地域医療連携体制の充実を果たしています。さらに本学は愛知県難病ネットワークの拠点病院でもあり,神経変性疾患を中心とした難病医療の社会的側面にも深く貢献しています。

教育方針

医学教育について

医学教育とは,様々な社会の変化の中で,その時代その時代に求められる確かな医師像の具体化であり,大学教育はその基礎を担う場であるといえます。近年の生命科学と科学技術開発などの関連科学領域の著しい進歩によって医学の知識と技術の量は膨大となり,細分化されると同時に新たな視点に立った学問領域や診療分野も生まれつつある一方,医学・医療に対する社会のニーズが多様化し,医師への期待は単なる病気の解明,治療に留まらず,地域医療から医療福祉・介護などの領域にまで及んでいます。この中にあって,医師は常に膨化,高度化する最新の医学知識,医療技術を修得して自己の医療技術の向上,維持に努めるとともに,多様化する社会ニーズに対して医学的立場から積極的に取り組む姿勢が要請されており,これを全うすることで高度な専門職として社会の信頼を得ることができると考えます。このような生涯に亘る医師としての研鑽は,大学における卒前教育,初期臨床研修教育ならびに専門医教育,そしてその後の生涯教育によって培われますが,これら一連の教育は,相互に有機的連携を保ち体系化すべきものであり,昨今の医学教育改革の中で,教育の標準化とともに,より効率的な教育システムが望まれているのは周知のことであります。そしてその中心的役割を果たすのが大学であり,特に医学教育の根幹となる卒前教育に関しての大学の責任は重く,「学を授け,知識を付与し,総合的,自主的かつ自律的判断力を持った人材の育成」という教育理念のもとに,コア・カリキュラムを基本とした具体的な到達目標を掲げ,確固たる責任体制で実践するという重要な使命を負うものと考えます。

大学における卒前教育の目標は,一連の教養教育,臨床前教育,臨床実習を通して,医師として必須の医学的知識を修得させるだけでなく,患者中心の医療を実践する意識,医療の安全性配慮,患者及びスタッフから信頼される良好な人間関係の構築,自ら問題を発見する姿勢や課題探求・問題解決能力を育成することにあると考えます。臨床実習についてはクリニカルクラークシップが基本となっていますが,学生が医療スタッフの一員として実際の診療に参加する際,医の倫理や生命倫理的な配慮の下に患者と接し,予測される危険を認識・回避して常に安全を確認しつつ医療手技や医療機器操作を行う習慣が身に付くよう指導することが肝要であると考えます。また地域の医療機関での実習を推進して,多様な医療を経験するような実践的医療への参加機会を増やすことにより,卒前段階から地域医療の重要性を認識させることも必要と考えます。

卒後初期臨床研修ではプライマリ・ケアが重視されており,総合診療方式あるいはローテート研修方式が全国的にとられていますが,この教育目的は医療を行うために必須の基本的診療知識及び技術を身につけさせ,将来どの専門領域に進む場合においても専門外領域にも対応し得る,幅の広い知識及び医療感性を持った専門医となれるような医師としての基礎を修得させることによって,医療の重要な担い手である医師の資質を高めることにあると考えます。具体的な到達目標としては,各科にわたる基本的知識,診療技術,診療態度の修得,診療科領域を越えた緊急性の疾患及び外傷に対する初期診療についての臨床能力の修得,弱者である患者が抱える心理的ならびに社会的問題を正しく理解,把握して適切に医療に反映させる能力の育成,患者及びその家族との信頼関係を構築し,よりよい人間関係のもとに医療を遂行していく能力の修得,チーム医療の一員として他の医師,コメディカルと強調して医療を実践する能力の修得などが挙げられます。卒後臨床教育で最も大事なことは,単なる卒前教育の延長でなく,医師というプロフェッショナルとしての意識を徹底的に植え付けることではないかと考えます。また地域医療との関連では,地域医療における臨床研修の位置付けを明確化し,病院群を組織して研修ネットワークを構築し,より幅のある研修システムを目指すことも必要であると考えます。

もう一つの卒後教育である専門医教育については,現状では学会主導で標準化を目指した改革が進められております。従って研究・教育・医療を統括する大学の役割としては,リサーチマインドを持った医療人ならびに医学研究者の育成,特に臨床研究あるいは疾患研究を推進するphysician scientistの育成が使命になると考えます。そしてさらに重要なことは,これら卒前及び卒後教育を担うより良い指導者/教育スタッフの育成であると考えます。このことは大学の中で専門医教育と大学院教育をどのように位置づけ,どのような教育プログラムを設定して実践するかという重要な課題を提示するものであり,キャリア・デベロプメントのためのプログラムを個々に充分考慮した柔軟性のある卒後専門医教育のカリキュラム構築も視野に入れるべきではないかと考えます。

神経内科教育について

現在の医学教育が目指すものは医学的知識及び診療技術の標準化であり,それに向けた教育方略を整備して標準化された一般臨床医の養成であると考えられます。このことは何をゴールにして教育に当たるべきかの明確なガイドラインとして重要です。神経内科教育はこれまでそのようなものが示されてこなかったため,学生にとってはとても厄介で取っ付きにくい科目の代表となっていたように思われます。その反省から,神経学に関する卒前教育の領域では,脳卒中及び代表的神経変性疾患を主体とした一般臨床医が扱うべき神経疾患の絞り込みとそれらの診療に必要な神経学的知識及び技術の最少必須項目の選定に関する慎重な討論が重ねられています。従って神経内科教育ではゆとり教育が可能となる見込みであり,学生にとっても好ましい状況となっていくことが予想されます。そのゆとりを無駄にすること無く,きめ細やかな指導により神経学に関する基本的知識の徹底,つまり単なる記憶にとどまらず,必ず理解に基づいた知識として脳に定着させ,このような知識の積み重ねによって深みのある知識体系を学生の頭の中に構築させることが可能であると考えます。また神経学的診察は,神経解剖学,神経病理学,神経生理学などに立脚した診察法であり,熟達した手技と先入観に左右されない観察力が要求されます。そして神経筋疾患の診断には,この神経学的診察によって得られた情報を基に病巣部位及び病態を的確に把握すること,すなわち部位診断,質的診断を行うことが重要です。従って神経診察技術の習得については,神経診察手技にはすべて根拠があることを十分に理解させることにより,理論に基づく診察技術の習得を促します。最終的には,このように構築された縦断的,体系的知識とチュートリアル教育に代表される横断的知識を整理することによって総合的な臨床応用力を涵養していきたいと考えています。そしてもう1つの重要なことは,教えられないことがら,則ち医師として,医学研究者として自ら養うべき洞察力,観察力,判断力,実践力,コミュニケーション能力,誠意と真心・思いやりの心,探究心,そして責任感,これらすべてを自己啓発していかねばならない,ということを,教育を通じて伝えていきたいと考えています。

活動・研究内容

21世紀は「脳の世紀」と云われています。これは近年の脳科学の目覚ましい発展から生まれてきた言葉ではありますが,臨床の現場においても2つの意味でまさに脳の時代の到来といえます。1つは,高齢化社会を迎え神経疾患患者が増加してガンを優に凌ぐようになったことであります。2000年度に行った名古屋市の介護保険実施の実態調査結果では,すでに被保険者全体の過半数が脳卒中,認知症,パーキンソン病で占められていることが明らかとなっております。もう1つは,脳卒中に代表されるBrain attackに対する急性期医療の分野が目覚ましく注目されてきたことです。欧米においては早くからその重要性が認識されCritical Care Neurologyとして確立しておりますが,日本においては発展段階にあり,その確立に向けた早急な整備が進められています。その中にあって本学においては先駆けて脳卒中診療をセンター化し,すでに本格稼働を開始しており,その規模を目覚ましく拡大してきております。

また,本年度より,パーキンソン病総合治療センターを設立し,脳深部刺激療法等の治療に尽力します。

このように社会における神経内科診療に対する需要は,これまでの主流を占める神経難病を含む神経疾患患者の慢性期医療における拡大に留まらず,急性期神経疾患の領域においても拡大しておりますが,その一方において,昨今の医療行政の変革により医療供給の量から質,効率性を追求した医療組織/体制の構築への転化が迫られており,神経内科診療に対して多大なる影響を及ぼしています。とりわけIT導入及び包括医療報酬制度の導入と,介護保険をはじめとする社会保障制度の変革による影響は決定的で,前者においてはこれまでの神経内科診療体制自体を大きく揺り動かし,後者については神経内科診療,特に慢性期神経疾患患者に対する診療が医療と福祉を一つにした新たな概念で捉えるべきものとなって,神経内科診療におけるその対応及びシステムの整備が社会の大きなニーズとして要請されています。今や神経内科診療の在り方そのものが大きな変革期を迎えているといっても決して過言ではありません。このように膨化,多様化した神経内科診療に対する社会的要請に答えるためには,脳科学の進歩によりもたらされる学問としての神経内科学の発展をリアルタイムに最大限に享受しつつ,今後の我が国における医療の方向性を見据えた愛知医科大学病院としての神経内科診療の確立が必須であります。

以上の神経内科という診療科が置かれた社会的情勢を鑑み,我々神経内科スタッフ一同は,第一に神経内科診療の先進性,最新性を担保しつつ,最先端の総合的神経内科診療を行うことにより地域の神経内科医療を先導すること,第2に教育機関における診療科として卒前・卒後教育に対する貢献を最大限に行っていくこと,第3に研究機関の診療科として臨床及び病態基礎研究と,神経内科診療の擦り合わせを巧みに行っていくこと,第4に急性期疾患から慢性期疾患まで広く拡大した医療を総合的に展開するために,他の診療科ならびに地域医療との提携のパイプラインを通して他の診療科・地域関連施設との学問的,臨床的交流をはかることを実践し,その責務を確実に果たして行きたいと考えています。

神経変性疾患の分子病態研究
(Research on The Molecular Mechanisms of Neurodegenerative Diseases)
神経変性メカニズムの臨床的応用研究
(Translational Research on The Mechanism of Neuronal Degeneration)
超高齢化社会を迎えた現代において,認知症,パーキンソン病を始めとする神経疾患及び脳卒中の克服はがん征圧とともに医の領域における最重要課題です。神経疾患に関する研究については,現在神経細胞における異常タンパク質の神経細胞内蓄積が多くの神経変性疾患におけるニューロン死に共通の病態機序解明の鍵として注目されており,この点において筋萎縮性側索硬化症(ALS)をはじめとする未だ決定的治療法の無い神経難病の克服にとって一つの重要な布石となる可能性を秘めております。また遺伝性神経変性疾患の代表でもあるポリグルタミン病の研究領域では,球脊髄性筋萎縮症(SBMA)に対する実験的治療アプローチが既に先行しており,この成功は広く遺伝性脊髄小脳変性症を主体とする他のポリグルタミン病にも十分応用可能な方法だと考えられます。これら運動ニューロン死の分子機序の解明及び治療法開発を目的とした神経変性疾患における分子病態あるいは神経変性の研究プロジェクトが拠り所とする共通コンセプトは,神経細胞特異的に招来される異常蛋白代謝産物に関わる分子機構への治療的介入であり,今後いかにこのコンセプトを運動ニューロン疾患以外の病態に生かして新たな神経難病研究の領域を開拓し,よりトランスレーショナルな包括的神経疾患研究を展開することができるか,教室員一丸となって果敢に挑戦していきたいと考えています。
虚血性脳卒中の実践的及び縦断的臨床研究
(Clinical and Prospective Researches on The Brain Ischemia)
一方,脳卒中に関する研究については,じっくりと確実に進めて行く研究と,急進的に行う研究の2本柱で立ち上げ,それぞれ形にして行きたいと考えています。前者は,本学におけるこの地域の脳卒中データベースを継続的に構築し,それを基盤とした脳卒中に関する縦断的研究,則ち脳卒中の急性期治療から慢性期に至るnatural historyを明らかにして,今後あるべき脳卒中診療環境の整備に役立てて行くことを目指したいと考えています。もう一方の急進的脳卒中研究の目標は,脳卒中の8割を占める虚血性脳卒中を対象として行う先鋭的診断及び効果的治療技術の確立です。我々にとって脳卒中急性期における治療ウインドウの拡大及び総合的脳卒中予防医療の確立は急務であり,超急性期・急性期における虚血性脳卒中の先鋭的治療及び慢性期における効果的予防治療の有効性及び安全性に関する多面的研究成果を集積して,その責務を果たしたいと考えています。

スタッフ紹介

研究業績については,研究者データベースをご覧ください。

氏名 職名 専門分野
道勇 学 教授 臨床神経学,神経治療学,脳卒中,神経疾患研究
齋木 英資 教授(特任) 臨床神経学,神経治療学,神経疾患研究
丹羽 淳一 教授(特任)(兼務) 臨床神経学,神経治療学,脳卒中,神経疾患研究
岡田 洋平 教授 臨床神経学,分子神経生物学,幹細胞生物学
泉 雅之 教授(兼務) 臨床神経学,神経治療学,脳卒中,認知症
熱田 直樹 准教授 臨床神経学,神経治療学,神経疾患研究
川頭 祐一 准教授 臨床神経学,神経治療学,脳卒中,神経免疫疾患の研究
徳井 啓介 講師 臨床神経学,神経治療学,脳卒中,神経疾患研究
福岡 敬晃 講師 臨床神経学,神経治療学,脳卒中,神経疾患研究
中村 亮一 講師 臨床神経学,神経治療学,脳卒中,神経疾患研究
田口 宗太郎 助教(兼務) 臨床神経学,神経治療学,脳卒中,神経疾患研究
安藤 宏明 助教 臨床神経学,神経治療学,脳卒中
安本 明弘 助教(兼務) 臨床神経学,神経治療学,脳卒中
湯淺 知子 助教(兼務) 臨床神経学,神経治療学,脳卒中,神経疾患研究
中川 未久 助教(医員助教) 臨床神経学,脳卒中,神経疾患研究
小出 弘文 助教(医員助教) 臨床神経学,脳卒中
岡本 亜香里 助教(医員助教) 臨床神経学,脳卒中
黒田 典孝 助教(医員助教) 臨床神経学,脳卒中
木村 元哉 助教(医員助教) 臨床神経学,脳卒中
鈴木 宏幸 助教(医員助教) 臨床神経学,脳卒中
島田 誉大 助教(専修医) 臨床神経学,脳卒中
柴田 仰 助教(専修医) 臨床神経学,脳卒中
大嶋 千尋 助教(専修医) 臨床神経学,脳卒中
中尾 直樹 客員教授 臨床神経学,神経治療学,脳卒中,神経疾患研究
藤掛 彰史 医師(非常勤) 臨床神経学,神経治療学,脳卒中,神経疾患研究
角田 由華 医師(非常勤) 臨床神経学,神経治療学,脳卒中,神経疾患研究
伊藤 千弘 医師(非常勤) 臨床神経学,脳卒中

研究テーマ

氏名 研究テーマ
道勇 学
  • 神経変性疾患の分子病態研究,神経変性の分子メカニズム研究
丹羽 淳一
  • 神経変性疾患の分子病態研究,脳卒中の臨床研究
泉 雅之
  • 神経疾患の内分泌学的検討,認知症の臨床研究,脳卒中の臨床研究
岡田 洋平
  • 分子神経生物学,幹細胞生物学
川頭 祐一
  • 末梢神経疾患の臨床研究,神経免疫疾患の臨床研究
熱田 直樹
  • 神経変性疾患の臨床研究
徳井 啓介
  • 神経変性疾患の分子病態研究
福岡 敬晃
  • 神経筋接合部疾患の臨床研究
中村 亮一
  • 神経変性疾患の臨床研究
田口 宗太郎
  • 神経変性疾患臨床研究(パーキンソン病)
湯淺 知子
  • 神経変性疾患の臨床研究

主な業績

Kimura M, Nakawaga H, Niwa J, Miyata Y, Maekawa M, Doyu M.
A 47-Year-Old Japanese Woman with Symptoms of Increased Salty and Reduced Sweet Taste Japanese Woman with Symptoms of Increased Salty and Reduced Sweet Taste Perception Preceding a Diagnosis of Thymoma-Associated Myasthenia Gravis.
Am J Case Rep. 2022.5 doi: 10.12659/AJCR.936000.

Yabata H, Saito Y, Fukuoka T, Akagi A, Riku Y, Sone J, Miyahara H, Doyu M, Yoshida M, Iwasaki Y.
Pathological observations of a long spinal cord lesion in patient with multiple sclerosis.
Neuropathlogy. 2022.2. doi: 10.1111/neup.12800.

Kimura M, Azuma Y, Taguchi S, Takagi M, Mori H, Shimomura Y, Niwa J, Doyu M, Okumura A.
Subcortical infarction in a young adult with Hunter syndrome.
Brain Dev. 2022.2 doi: 10.1016/j.braindev.2022.01.003.

Taguchi S, Koide H, Oiwa H, Hayashi M, Ogawa K, Ito C, Nakashima K, Yuasa T, Yasumoto A, Ando H, Fujikake A, Fukuoka T, Tokui K, Izumi M, Tsunoda Y, Kawagashira Y, Okada Y, Niwa J, Doyu M.
Antiparkinsonian drugs as potent contributors to nocturnal sleep in patients with Parkinson's disease.
PLos One. 2021; 16(7) e0255274. doi: 10.1371/journal.pone.0255274.

Okada R, Onodera K, Ito T, Doyu M, Okano H, Okada Y.
Modulation of oxygen tension, acidosis, and cell density is crucial for neural differentiation of human induced pluripotent stem cells.
Neurosci Research. 2021; 163:34-42. doi: 10.1016/j.neures.2020.01.015.

久保真人, 饗場郁子,下畑享良,服部信孝,吉田一人,海野佳子,横山和正,小川 崇,加世田ゆみ子,小池亮子,清水優子,坪井義夫,道勇 学,三澤園子,宮地隆史,戸田達史,武田 篤.
脳神経内科医におけるバーンアウト(第2報)男性医師と女性医師の比較
臨床神経学 2021;61(4):219−227

下畑享良,久保真人,饗場郁子,服部信孝,吉田一人,海野佳子,横山和正,小川 崇,加世田ゆみ子,小池亮子,清水優子,坪井義夫,道勇 学,三澤園子,宮地隆史,戸田達史,武田 篤.
Advance Publication 脳神経内科医におけるバーンアウトの現状と対策―第1報―
臨床神経学 2021;61(2):1−13.

Kawagashira Y, Koike H, Takahashi M, Ohyama K, Iijima M, Katsuno M, Niwa J, Doyu M, Sobue G.
Aberrant expression of nodal and paranodal molecules in neuropathy associated with IgM monoclonal gammopathy with anti-myelin-associated glycoprotein antibodies .
J Neuropathol Exp Neurol. 2020.;79(12):1303-1312. doi: 10.1093/jnen/nlaa085.

Onodera K, Shimojo D, Ishihara Y, Yano M, Miya F, Banno H, Kuzumaki N, Ito T, Okada R, Bruno de Araujo Herculano, Ohyama M, Yoshida M, Tsunoda T, Katsuno M, Doyu M, Sobue G, Okano H, Okada Y.
Unveiling synapse pathology in spinal bulbar muscular atrophy by genome-wide transcriptome analysis of purified motor neurons derived from disease specific iPSCs.
Mol Brain. 2020 Feb 19;13(1):18. doi: 10.1186/s13041-020-0561-1.

Taguchi S,Tanabe N,Niwa J,Doyu M.
Motor improvement-related regional cerebral blood flow changes in Parkinson’s disease in response to antiparkinsonian drugs.
Parkinsons Dis. Mar 3;2019:7503230. doi: 10.1155/2019/7503230.

Motor Improvement-Related Regional Cerebral Blood Flow Changes in Parkinson’s Disease in Response to Antiparkinsonian Drugs Parkinsons dis. 2019: 7503230 Soutarou Taguchi, Nachi Tanabe, Jun-ichi Niwa, and Manabu Doyu

Different significances exist between steady-state change of cerebral blood flow and its dynamism depending on the effect of drugs in Parkinson’s disease J. Aichi Med. Univ. Assoc. 2017: 45; 9.
Nachi Tanabe, Soutarou Taguchi, Yuka Tsunoda, Tomoko Higa, Kouji Nakashima, Sachiyo Saeki, Tomoko Yuasa, Akihiro Yasumoto, Hiroaki Ando, Akifumi Fujikake, Takaaki Fukuoka, Keisuke Tokui, Yohei Okada, Jun-ichi Niwa, Masayuki Izumi, Naoki Nakao, and Manabu Doyu

Dyskinesia-hyperpyrexia syndrome in a patient with Parkinson’s disease: a case report.
Clin Neurol 2015: 55; 182.
Soutarou TAGUCHI, Jun-ichi NIWA, Satoshi IBI, and Manabu DOYU

Potential indicator of antiparkinsonian drug efficacy: an attempt to explore imaging findings International Congress of Parkinson’s Disease and Movement Disorders, Hong Kong, 2018.
Soutarou TAGUCHI, Nachi TANABE, Hiroko OIWA, Miku HAYASHI, Chihiro NAGATOMI, Sachiyo SAEKI, Koji NAKASHIMA, Tomoko YUASA, Akihiro YASUMOTO, Hiroaki ANDO, Tomoko HIGA, Akifumi FUJIKAKE, Takaaki FUKUOKA, Keisuke TOKUI, Jun-ichi NIWA, Masayuki IZUMI, Naoki NAKAO, and Manabu DOYU

安本明弘,丹羽淳一,福岡敬晃,角田由華,泉 雅之,中尾直樹,道勇 学.
Garcin 症候群を呈したムコール症の1例
Neuroinfection 2015;20(1):101- 5

田口宗太郎,丹羽淳一,衣斐 達,道勇 学.
Dyskinesia-hyperpyrexia syndromeを合併したパーキンソン病の1例.
臨床神経学 2015;55:182- 4

中尾直樹,中島康自,比嘉智子,道勇 学.
Parkinson病患者の瞳孔.
神経内科 2015;82(1):66-70

岡田洋平,小野寺一茂.
誌上ディベートiPS細胞創薬は10年以内に実現するか?iPS細胞創薬への期待と課題.
Frontiers in Parkinson Disease 2014;7(4):204-8

Isumi M, Tsunoda Y, Fujikake A, Nishikawa T, Ichikawa Y,Fukuoka T, Tokui K, Niwa J, Goto K, Nakao N, Sahashi K and Doyu M.
A case of Brain Cryptococcosis Associateded with Both Occult HTLV-I Infection and Diabetes Mellitus –Clinical Features and Therapeutic History Including Itraconazole Injection Once a Week as the Maintenance Treatment- J.
Aichi Med.Univ.Assoc. 2012;40:53-9

Iguchi Y, Katsuno M, Takagi S, Ishigaki S, Niwa J, Hasegawa M, Tanaka F, Sobue G.
Oxidative stress induced by glutathione depletion reproduces pathological modifications of TDP-43 linked to TOD-43 poteinopathies. Neurobiol Dis 2012;45(3):862-70

田口宗太郎, 髙御堂弘, 山田孝子, 道勇 学, 髙橋 昭.
インターフェロンαによるC型慢性肝炎治療中に発症したGuillain-Barre´症候群の1例.
神経内科 2011;75(3):289-91

加藤悦史, 千田真典, 星野有美, 榎本由華, 松尾直樹, 犬飼千景, 兼本浩祐.
耳管開放症と両側慢性硬膜下血腫を合併した脳脊髄液減少症の1例.
精神科治療学 2010;25(10):1385-89

後藤啓五, 市川由布子, 榎本由華, 原 敬史, 藤掛彰史, 福岡敬晃, 丹羽淳一, 泉 雅之, 中尾直樹, 道勇 学, 佐橋 功, 岩瀬 敏.
多彩な神経筋症状と各種自己抗体を伴った重症筋無力症の1成人例.
運動障害 2010;20:1-7

Iguchi Y, Katsuno M, Niwa J, Yamada S, Sone J, Waza M, Adachi H, Tanaka F, Nagata K, Arimura N, Watanabe T, Kaibuchi K Sobue G.
TDP-43 depletion induces neuronal cell damage through dysregulation of Rho family GTPases.
J Biol Chem 2009 Aug 14; 284(33) 22059-66

泉 雅之, 榎本由華, 市川由布子, 佐橋 功.
結核性髄膜脳炎との鑑別を要した播種性髄膜サルコイドーシス.
内科 2009.104;(4):748

中尾直樹.
悪性リンパ腫・血管内悪性リンパ腫.
Clinical Neuroscience 2009;27(11):1235-37

キーワード

神経変性疾患,運動ニューロン病,筋萎縮性側索硬化症,パーキンソン病,脊髄小脳変性症,多系統萎縮症,認知症,アルツハイマー病,レビー小体病,前頭側頭型認知症,クロイツフェルド-ヤコブ病,脳卒中,脳梗塞,脳出血,髄膜炎,脳炎,多発性硬化症,ギラン-バレー症候群(GBS),CIDP,HAM,ニューロパチー,脚気,ミエロパチー,脊髄症,脳症,頭痛,ふらつき,脱力,歩行困難,片麻痺,対麻痺,振るえ,しびれ,物忘れ,健忘,意識障害,てんかん,けいれん,複視,呂律困難

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