核医学実験部門

放射性同位元素等を使用して研究を行うために核医学実験部門の利用を希望される方は,講習会と健康診断を受ける必要があります。初めての方は,核医学実験部門利用資格講習会を,すでに受講経験のある方は,核医学実験部門定期講習会を受けて下さい。放射性同位元素(RI)は,最先端の遺伝子関連の研究をはじめ,癌,免疫,酵素,ホルモン関連などの微量物質の検出,トレーサーとして,様々な分野での応用が可能です。基礎科学の研究はもとより,臨床医学での利用 も広く,核医学実験部門ではこれらの研究の支援を致します。

部門長のごあいさつ

核医学実験部門の前身は,1976年(昭和51年)に設立されたアイソトープセンターであり,診療施設と研究施設が附属病院の中央放射線部内に併設されていました。その後,運営上,敷地面積の制限などから,研究施設として独立するため,1988年(昭和63年)4月に,RIを使用する実験・研究を行う学内共同利用施設として核医学センターが設立されました。以来,設備・機器の導入など様々な改革により現在に至っています。2010年(平成22年)4月には,総合医学研究機構の一部門として,核医学実験部門に組織替えが行われました。

RIは遺伝子関連の研究を始め,医学の研究には必須のものとなっております。RIを利用した研究の円滑な推進のための支援,安全なRIの取扱に関する知識・技術の普及を図り,今後ともRI共同利用研究施設の充実に貢献してまいります。

設置目的

学内の共同利用施設として,放射性同位元素等を使用して研究・教育を行う。