カリキュラム

大学院教育要項

授業科目の履修方法等

1 授業科目について
  1.  必修科目は,基礎医学専門研究者養成コースの場合は研究方法特論Ⅰ及びⅡ,先端的臨床研究者養成コース及び次世代がん医療コースの場合は臨床医学特論Ⅰ及びⅡ,各コース共通の科目として共通基礎科目及び各学生の専攻科目等(主科目・副科目)の授業となります。
     必修科目の単位数は,講義が8単位(研究方法特論Ⅰ・Ⅱ,臨床医学特論Ⅰ・Ⅱを含む。),演習が6単位(共通基礎科目を含む。),実験研究が16単位の合計30単位です。

  2.  専攻科目(主科目)以外にも研究指導教授の指導を受けて,研究上有益と認める科目を選択科目(副科目)として履修してください。選択科目を履修するときは,履修しようとする科目の担当教授の許可を得なければなりません。
     修得した選択科目の単位は,講義4単位,演習4単位及び実験研究4単位を限度にして専攻科目の単位に充てることができます。

  3.  次世代がん医療コースの場合は,専攻科目(主科目)の他,主科目と重複しないよう,放射線医学,病理診断学,統合疼痛医学,がん治療学,緩和・支持医療学から授業科目を選択(複数可)し,講義4単位,演習4単位及び実験研究4単位以上を副専攻科目(副科目)として必ず履修します(選択的必修科目)。

  4.  授業科目には,必修科目及び選択科目のほかに,特別開設科目を開設します。
     特別開設科目の単位は,次のとおり取り扱います。
     ① 当該学生の研究指導教授を責任者とするものは,必修科目の単位に充てます。
     ② その他のものは,選択科目の修得単位として必修科目の単位に充てることができます。

  5.  共通基礎科目の単位認定については,大学院教育要項10 ~ 11ページを参照してください。

  6.  研究方法特論及び臨床医学特論の単位認定については,大学院教育要項12 ~ 18ページを参照してください。


2 修了要件等について

本研究科を修了するためには,次のⅰ〜ⅲのとおり授業科目を履修の上,標準修業年限(4年)在学し,学位論文を大学へ提出の上所定の審査を受け,及び同審査に合格することが必要となります。



  1.  本研究科においては,授業科目の単位を次のとおり30単位以上修得しなければなりません。

      基礎医学専門研究者養成コース(基礎医学系専攻)

    基礎医学系専攻者は,基礎医学専門研究者養成コースとして,高度の専門的知識の習得及び研究能力の育成を行うため,課題解決に向けた技術的方法論を学ぶ研究方法特論を履修し,研究初学者が身につけるべき内容の講義を受講します。

    • 研究方法特論Ⅰ及びⅡ 2単位(Ⅰ・Ⅱ各1単位)
    • 専攻科目等(主科目・副科目)26単位以上
    • 共通基礎科目 2単位(1学年・2学年各1単位)
      先端的臨床研究者養成コース(臨床医学系専攻)

     

    臨床医学系専攻者の内,先端的臨床研究者養成コースを履修する者は,臨床研究に特有な基本的知識及び態度を育成するため,研究指導が可能な臨床研究者養成に必要な専門知識と研究方法を学ぶ臨床医学特論を履修し,研究初学者が身につけるべき内容の講義を受講します。

    • 臨床医学特論Ⅰ及びⅡ 2単位(Ⅰ・Ⅱ各1単位)
    • 専攻科目等(主科目・副科目)26単位以上
    • 共通基礎科目 2単位(1学年・2学年各1単位)
      次世代がん医療コース(臨床医学系専攻)

     

    臨床医学系専攻者の内,次世代がん医療コースを履修する者は,臨床医学系の多様な専門領域において,がん医療の現場で顕在化している課題に対応する人材の育成を行うため,臨床研究者養成に必要な専門知識と研究方法を学ぶ臨床医学特論を履修し,がん専門医療人として身につけるべき内容の講義を受講します。

    • 臨床医学特論Ⅰ及びⅡ 2単位(Ⅰ・Ⅱ各1単位)
    • 専攻科目(主科目)14単位以上
    • ※放射線医学,病理診断学,統合疼痛医学,がん治療学,緩和・支持医療学のいずれか,または内科学,外科学,耳鼻咽喉科・頭頸部外科学,口腔外科学等のがん治療を学び研究する臨床医学系の科目より選択


    • 副専攻科目(副科目)12単位以上
    • ※放射線医学,病理診断学,統合疼痛医学,がん治療学,緩和・支持医療学から複数選択(主科目と重複しないこと)


    • 共通基礎科目 2単位(1学年・2学年各1単位)
    • ※次世代がん医療セミナーの受講を必須


  2.  授業科目の単位は,原則として1学年及び2学年の2か年において修得しなければなりません。

  3.  授業科目の単位数は,講義及び演習は毎週1時間15週(15時間)をもって1単位,実験研究は毎週2時間15週(30時間)をもって1単位とします

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

医学研究科の単位としては博士課程前半の2年間において,講義8単位,演習6単位,実験研究16単位以上を履修し,計30単位以上を修得する。
これらの内容をすべて修得し,研究指導を受けた上で学位論文を作成,提出して最終試験を受け,これに合格すれば課程を修了したと認定して,博士(医学)の学位を授与する。



期待される学習成果

本学大学院医学研究科では,本研究科の課程を修了することにより,次に掲げる成果を得ることを目指しています。
○ 各専門分野の先端的な知識・技術を習得し,専門性や社会性を身に付け,独力で研究プロジェクトを立案・遂行できる。
○ 国際的視野に立った研究を遂行できる。
○ チームのリーダーとしてふさわしいコミュニケーション能力を身に付け,医学研究における指導的な役割を担うことができる。
○ 研究倫理について十分に理解して,それを遵守できる。