近視進行抑制寄附講座

世界的に近視人口が増加しており,2050年には全世界人口の約半数が近視に,約1割が強度近視になると推測されています。近視は裸眼視力の低下だけでなく,網膜剥離,緑内障など高齢者の難治性眼疾患リスクを上げることが分かっており,近視進行抑制の医療的な意義は非常に大きく,研究の発展が期待されています。本寄附講座では,子どもの近視進行と抑制に関する機序の解明,及び新規の近視進行抑制機能を有するコンタクトレンズの開発も目的としています。

教育方針

眼科医師,視能訓練士に,実際の診療を通して高度な診断学,治療学を習得していただきます。特に,近視の診療,およびその抑制を専門とする眼科医師,視能訓練士は本邦で不足しているため,新規近視進行抑制治療の研究に触れることで,近視の病態理解と実診療の双方に通暁した,近視の専門家を育成するため,微力を尽くしたいと思います。

活動・研究内容

  1. 新規近視抑制治療の開発
  2. 近視抑制治療の臨床応用・評価
  3. 画像診断,バイオメカニクス評価等を駆使した近視の病態メカニズムを解明するための臨床研究
  4. 黄斑疾患,緑内障など近視に伴う疾患の病態解明と治療法開発

スタッフ紹介

研究業績については,研究者データベースをご覧ください。

氏名 職名 専門分野
三木 篤也 教授(特任) 緑内障,白内障
山雄 さやか 助教 黄斑疾患,近視
岡部 有希子 視能訓練士 視能訓練

研究テーマ

氏名 研究テーマ
三木 篤也
  • 緑内障
  • 眼画像診断
  • 近視と緑内障
  • バイオメカニクス
山雄 さやか
  • 黄斑疾患
  • 近視

キーワード

近視,緑内障,網膜硝子体疾患

関連リンク


連絡先

TEL
外線:0561-62-3311(代表) 内線:22181(眼科学講座医局)
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E-mail