分子疫学・疾病制御学寄附講座

本邦における疾病,特にClostridium difficile 感染症等の消化管感染症または細菌性腟症における常在細菌叢のメタゲノム解析及び比較ゲノム解析を中心とした分子疫学調査の実施と,その成果から得られるdysbiosis (細菌叢の破綻)の改善を目的とした新たな疾病制御法の開発を設置の目的とする。

教育方針

本寄附講座では,特に腸内細菌叢が関与する感染症であるClostridium difficile 感染症及び婦人科系疾患の原因となる膣内細菌叢のdysbiosis により惹起される細菌性膣症の治療及び予防の手段としてのプロバイオティクスの開発を目指し,腸内細菌を研究対象とし,基礎研究の更なる深化に加え,臨床開発を実施する一般臨床へのトランスレーショナルリサーチを行う過程において,研究の手法や得られた知見を学内外へ発信する。

活動・研究内容

次世代シークエンサーを用いた16SrRNA 遺伝子を対象とした細菌叢解析(メタゲノム解析),細菌叢の遺伝子発現を比較するトランスクリプトーム解析,腸内細菌叢により産生される各種代謝産物を比較するメタボローム解析等を含めたOMICS 解析を対象疾患に対して実施する。

スタッフ紹介

研究業績については,研究者データベースをご覧ください。

氏名 職名 専門分野
萩原 真生 准教授 感染症学

研究テーマ

氏名 研究テーマ
萩原 真生
  • 微生物素材を用いた新たな疾病制御法の開発

キーワード

細菌叢解析(メタゲノム解析),トランスクリプトーム解析,メタボローム解析

連絡先

TEL
0561-62-3311 (12378)
E-mail
sec2929@mail.aichi-med-u.ac.jp