糖尿病内科

2021年3月2日 中村二郎教授 最終講義より

2021年3月2日 中村二郎教授 最終講義より

愛知医科大学に糖尿病診療を専門とする糖尿病内科・糖尿病センターが2011年に設立され,愛知県のみならず中部地方における糖尿病診療の中核となり,糖尿病患者さんの診療において多大な貢献ができるよう活動しているところです。また,大学という教育・研究に貢献すべき立場から,多くの糖尿病専門医を育成し,さらには研究面においても日本のみならず世界的にも中心的な役割を果たせるよう努めています。

教育方針

当講座は,生活習慣病の中でも特に糖尿病及びその合併症に対する治療を対象として,生活環境等の各患者個々の背景を考慮した全人的医療を実践できる専門医の育成を目指しています。基本的知識の習得や臨床現場で必要とされる思考力等の習得を目標とし,高い専門性と総合力を兼ね備えた医師を育成したいと考えています。

 

活動・研究内容

当講座は,大学研究機関として糖尿病治療および糖尿病合併症の研究に邁進し,その成果を社会に還元しています.主な研究テーマは,糖尿病合併症の成因及び治療に関する基礎研究,臨床的には糖尿病合併症の多面的縦断的研究及び先進技術を用いた糖尿病治療に関する研究を行っています。

スタッフ紹介

研究業績については,研究者データベースをご覧ください。

名前・職名 研究テーマ
神谷英紀 教授
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
  • インスリン・グルカゴン・インクレチンが糖代謝や末梢神経系に及ぼす影響
  • 糖代謝と末梢神経の生理機能に関する研究
  • 糖尿病およびその合併症に対する再生医療の確立
  • 膵島移植に関する研究
  • 小胞体ストレスと細胞生存に関する研究
  • 神経障害性疼痛に関する分子メカニズムの解明
  • 糖尿病患者の死因に関する調査研究
加藤義郎 教授(特任)
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
  • 血糖調節プロファイルによる各種血糖降下薬の差別化と血糖調節最適化の検討
恒川新 准教授
  • 膵β細胞の細胞生物学の研究
  • 膵島移植に関する研究
  • 乳歯歯髄幹細胞を用いた糖尿病およびその合併症の治療に関する研究
近藤正樹 講師
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
  • 糖尿病神経障害の神経修復を促す幹細胞移植療法のメカニズム解明と最適化
  • 糖尿病神経障害に伴う温度覚障害とその評価法に関する検討
  • 高度肥満合併2型糖尿病の治療に関する研究
姫野龍仁 講師
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
  • グルコース応答性Kチャネルの末梢神経機能における生理的役割の解明
  • グルカゴンシグナルが代謝におよぼす影響の検討
  • 腸管における糖新生に関する研究
  • インスリンシグナルの組織内幹細胞に及ぼす影響の検討
森下啓明 講師
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
  • 内分泌細胞における小胞体ストレスと細胞生存に関する研究
  • 糖尿病における筋肉量と関連因子に関する研究
三浦絵美梨 助教
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
  • 乳歯歯髄幹細胞を用いた糖尿病およびその合併症の治療に関する研究
  • 網膜の微細構造変化と糖尿病合併症の相関の検討
  • 糖尿病患者の死因に関する調査研究
山田祐一郎 助教
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
  • 糖尿病網膜症と神経障害のクロストークに関する研究
  • 糖尿病患者の死因調査に関する調査研究
速水智英 助教
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
下田博美 助教(医員助教)
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
  • グルカゴンシグナルが代謝におよぼす影響の検討
浅野紗恵子 助教(医員助教)
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
  • インクレチンの末梢神経系における役割の解明
加藤誠 助教(医員助教)
  • 膵島移植に関する研究
  • 乳歯歯髄幹細胞を用いた糖尿病およびその合併症の治療に関する研究
茂木幹雄 助教(医員助教)
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
  • グルカゴン遺伝子由来ペプチドの末梢神経系における生理作用の解明
浅野栄水 助教(医員助教)
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
  • 糖尿病における筋肉量と関連因子に関する研究
松岡実加 助教(医員助教)
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
林優佑 助教(医員助教)
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
清瀬俊樹 助教(医員助教)
  • 糖尿病合併症の成因・治療に関する研究
  • 内分泌細胞における小胞体ストレスと細胞生存に関する研究
山田有理子 助教(医員助教)
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
内原夕貴 助教(医員助教)
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
舟橋夕貴子 助教(医員助教)
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
石川舞 助教(医員助教)
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
木村紀翔 助教(専修医)
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
猪谷淳夫 助教(専修医)
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
伊藤彩子 助教(専修医)
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究
清水徹 助教(専修医)
  • 糖尿病性神経障害の診断および重症度評価に関する研究

研究テーマ

上記参照

大学院生・研究生募集中!

随時,研究生および大学院生(博士課程)を募集しています。医師・医学生に限らず理学・工学・農学・薬学およびその他の生物学系の学部出身の方も含めて,糖尿病や生活習慣病に興味のある方を募集しております。研究テーマは,大きく分けると以下の通りです。

基礎研究

  1. 糖尿病性神経障害の病態解明と治療法の開発
  2. 膵β細胞生物学と膵島移植に関する研究
  3. 内分泌細胞における小胞体ストレスと細胞生存に関する研究
  4. 血糖調節における各種栄養素代謝の役割の解明

臨床研究

  1. 糖尿病神経障害の新たな治療法の開発
  2. 糖尿病神経障害の診断基準の確立
  3. 糖尿病神経障害の治療効果判定のための定量的検査法の確立
  4. 良質な血糖コントロール法の確立

糖尿病,糖尿病合併症に関して,基礎研究から臨床研究まで幅広く研究を行っております。糖尿病学を俯瞰する視野を持ちつつ,各研究者が興味のあるテーマを掘り下げ,研究者間でアイデアを出し合い,楽しく研究を進めています。
当研究室では,大学院生,研究生,博士研究員を募集しています。
当講座の主領域である糖尿病学の研究を実施するのみならず,ご自分の研究テーマを新天地でさらに発展させたいという方も歓迎いたします。
また,実験補助員も募集しています。個人的事情にも配慮した働き方を選択できます。
ご興味のある方は,下記までお気軽にご連絡ください。随時,見学も可能です。

連絡先
糖尿病内科講師 姫野龍仁
E-mail
thimeno@aichi-med-u.ac.jp

業績一覧

キーワード

1型糖尿病,2型糖尿病,持続血糖測定,糖尿病合併症,糖尿病神経障害,肥満,生活習慣病,再生医療,膵島移植,慢性炎症, 角膜共焦点顕微鏡,DPNCheck™(簡易神経伝導検査),レチバル™(網膜電位計)

連絡先

TEL
外線:0561-63-1683
内線:12877