公衆衛生学講座

公衆衛生学講座は愛知医科大学開学の3年後にあたる1975年に開講しました。現在は,教授(特任)の林櫻松,講師の川合紗世,篠壁多恵,助手の高羽久美子4名の他,研究補助員が1名在籍,さらに8名の研究員および大学院生が所属しています。主な研究テーマはがんや循環器疾患のリスク要因に関する疫学研究です。

教育方針

公衆衛生学的考え方ができる臨床医を育成することが教育の基本方針です。講義では公衆衛生学で必要とされる知識を勉強し,公衆衛生学社会医学実習(紙上シミュレーション)などを通じて,公衆衛生学的な考え方や応用力を身につけることを目指します。
地域医療について,現状と将来像を理解することを目指します。

活動・研究内容

  1. 膵がん,胆道がんの発生要因に関する多施設症例対照研究
  2. 小児Helicobacter pylori感染の実態に関する研究
  3. わが国からのH. pylori感染の除去,胃がんの激減に向けた研究
  4. 文部科学省助成「日本多施設共同コーホート研究(J-MICC Study)」による,生活習慣,遺伝子型,血液成分の組み合わせとがんおよびその他の生活習慣病のリスク要因に関する研究
  5. 文部科学省の助成による大規模コホート研究(JACC Study)のデータによるがん(胆道がん,膵がん,胃がん),循環器疾患のリスク要因に関する研究
  6. 胃がん患者と対照の保存血清を用いた,新たなマーカーによる胃がんの診断,発生予防に関する研究及び若年胃がんの血清を用いた同様の研究
  7. メタアナリシス
  8. 大規模データベースを用いた医学研究

スタッフ紹介

研究業績については,研究者データベースをご覧ください。

氏名 職名 専門分野
林 櫻松 教授(特任) 疫学,予防医学
川合 紗世 講師 疫学,予防医学
篠壁 多恵 講師 栄養疫学,予防医学
高羽 久美子 助手  

研究テーマ

氏名 研究テーマ
林 櫻松
  • コホート研究やゲノムワイド関連解析(GWAS)による膵がん発生要因の検討
  • 食道がんや胃がんに関する国際共同研究
  • がん予防に関する研究
川合 紗世
  • ピロリ菌感染と胃がんの疫学研究
  • 大規模コホート研究によるがん予防に関する研究
篠壁 多恵
  • 栄養素摂取と遺伝子多型の心血管疾患リスク因子への影響
  • 低炭水化物食と死亡リスク
  • 胃がんの疫学研究

キーワード

公衆衛生学,疫学,病気の予防,感染症,がん,生活習慣病,リスク要因,保健・医療・福祉・介護の制度,ゲノム疫学,メタアナリシス,生物統計,機械学習

連絡先

所在地
〒480-1195愛知県長久手市岩作雁又1番地1
TEL
外線:0561-62-3311(代表)
内線:12373
FAX
0561-62-5270

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