基礎科学

基礎科学部門は,人文科学,自然科学,外国語の各分野の教員が所属し,1学年次の授業科目を中心に,4学年次に至る講義を担当しています。
医療人としての生涯学習の基盤となる学力修得に向けて,医学を学ぶために必要な学習スキル向上のための「アカデミックリテラシー」,科学的探究心を涵養する「初年次医科学セミナー」など,特色ある科目を開講し1学年次からの学修指導を推進しています。教員はセミナー履修学生の指導教員としても,多様な観点から初年次学生に対する懇切な支援を行っています。

教育方針

講義,演習,実習などのさまざまな形態の授業を通して,医学を学ぶ際に必要な基礎学力の充実,医療人としての人間性の涵養,科学的な思考力の育成など, 医学生としての自覚を高め学習意欲を増進させることに努めています。さらに,少人数教育にも力を入れており,学生の自主性を伸ばし,問題解決の能力を高めることを目標としています。

活動・研究内容

基礎科学部門では,教員の専門研究分野は多岐にわたっており,下記の表にあるようなテーマで研究しています。 部門全体での議論を通して多面的視点から,教育方法の研究・改善にも積極的に努めています。

スタッフ紹介

科目 氏名 職名 専門分野
哲学 福井 雅彦 准教授 哲学
心理学 宮本 淳 准教授 臨床心理学,発達心理学
数学 橋本 貴宏 准教授 微分方程式論,教育工学
物理学 仙石 昌也 准教授 結晶物理学,科学教育
物理学 山下 敏史 講師 素粒子論,科学教育
化学 有信 哲哉 准教授 有機地球化学,法中毒学
生物学(学外) 武内 恒成 教授 分子細胞生物学,分子神経科学(再生治療学,神経発生学,神経解剖学),分子発生学,整形外科学基礎
生物学(学外) 池野 正史 准教授 分子遺伝学,分子生物学,細胞工学(染色体工学)
生物学(学外) 松下 夏樹 総合医学研究機構 動物実験部門
准教授(兼務)
分子生物学, 遺伝子工学, 神経科学
外国語 山森 孝彦 教授 医学英語教育,Writing指導,帰国子女教育

研究テーマ

氏名 研究テーマ
福井 雅彦
  • ブーバーの実存思想
  • 哲学的人間学の方法論
  • 生命倫理
宮本 淳
  • 夢分析や箱庭療法等のイメージを用いた心理療法
  • 精神分析的自己心理学に基づく心理療法
  • 発達障害児の認知特性
橋本 貴宏
  • 非線形楕円型方程式の解の定性的性質
  • 初年次教育におけるICT活用
仙石 昌也
  • ガス中蒸発法によって生成された有機物微粒子の構造評価
  • 大学の初年次基礎教育
  • 医療系学部における物理基礎教育
山下 敏史
  • 超対称大統一理論
有信 哲哉
  • 生物大量絶滅期における地球環境変動の解析
  • 血中微量薬物の超迅速・自動分析法の開発
武内 恒成
  • 神経発生における細胞接着分子と細胞外マトリックスの機能相関
  • 脊椎損傷など中枢神経再生に向けた創薬研究およびバイオマテリアル応用研究
  • 遺伝子改変ゲノム編集による治療応用と神経回路再編のメカニズム
池野 正史
  • ヒト正常細胞の増殖制御解析と細胞治療への利用
  • 染色体型ベクターによる細胞加工技術の開発
  • 染色体分配の安定化機構の解析と応用
松下 夏樹
  • 遺伝子改変ウイルスベクター技術の開発と細胞機能解析への応用
  • ゲノム編集技術による生体機能解析と細胞治療への応用
  • 中枢カテコールアミン神経回路の機能発達
山森 孝彦
  • 包括的医学英語教育プログラムの構築
  • Writing Flow
  • 帰国生徒の言語特性

主な研究業績

Extracellular Signals induce Glycoprotein M6a Clustering of Lipid-rafts and associated Signaling Molecules.
Atuko Honda, Yasuyuki Ito, Natsuki Matsushita, Motohiko Nozumi, Hidenori Tabata,Kosei Takeuchi, Igarashi M
Journal of Neuroscience :37.,4046-4064 (2017)

Claudin-21 Has a Paracellular Channel Role at Tight Junctions.
Hiroo Tanaka, Yasuko Yamamoto, Hiroka Kashihara, Yuji Yamazaki, Kazuyoshi Tani, Yoshinori Fujiyoshi, Katsuhiko Mineta, Kosei Takeuchi, Sachiko Tsukita
Molecular and Cellular Biology :36:954-64 (2016)

Pioneering Axons Regulate Neuronal Polarization in the Developing Cerebral Cortex.
Takashi Namba,Yuji Kibe, Yasuhiro Funahashi, Shinichi Nakamuta, Tetsuya Takano, Takuji Ueno, Akiko Shimada, Sachi Kozawa, Mayumi Okamoto,Yasushi Shimoda,Kanako Oda,Yoshino Wada,Tomoyuki Masuda, Akira Sakakibara,Michihiro Igarashi,Takaki Miyata,Catherine Faivre-Sarrailh, Kosei Takeuchi, Kozo Kaibuchi
Neuron :81, 814–829, (2014)

Chondroitin sulphate N-acetylgalactosaminyl-transferase-1 inhibits recovery from neural injury.
Kosei Takeuchi, Nozomu Yoshioka, Susumu Higa-Onaga, Yumi Watanabe, Shinji Miyata, Yoshino Wada, Chika Kudo, Masayasu Okada, Kentaro Ohko, Kanako Oda, Toshiya Sato, Minesuke Yokoyama, Natsuki Matsushita, Masaya Nakamura, Hideyuki Okano, Kenji Sakimura,Hitoshi Kawano, Hiroshi Kitagawa, Michihiro Igarashi
Nature Communications : 4, 2740 (2013)

TAG-1-assisted progenitor elongation streamlines nuclear migration to optimize subapical crowding.
Mayumi Okamoto, Takashi Namba, Tomoyasu Shinoda, Takefumi Kondo, Tadashi Watanabe, Yasuhiro Inoue, Kosei Takeuchi, Yukiko Enomoto, Kumiko Ota, Kanako Oda, Yoshino Wada, Ken Sagou, Kanako Saito, Akira Sakakibara, Ayano Kawaguchi, Kazunori Nakajima, Taiji Adachi, Toshihiko Fujimori, Masahiro Ueda, Shigeo Hayashi, Kozo Kaibuchi, Takaki Miyata
Nature Neuroscience :16(11) 1556-1566 (2013)

特許

GAP43の免疫学的分析方法及び当該方法を実行するためのキット,並びに成長円錐を検出するための試薬及び方法
発明者 武内恒成ら
特願2013-539717(平成29年5月9日)

キーワード

 

連絡先

TEL
外線:0561-62-3311(代表) 医学部基礎科学部門