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学長招聘講演会において名古屋大学大学院医学系研究科(国際医学教育学)の粕谷英樹教授が講演されました

ニュース

2018.12.14

平成30年12月12日(水)午後5時30分から大学本館203講義室において,本学医学部卒業生(平成2年)で,現在は名古屋大学大学院医学系研究科国際医療教育学・教授の粕谷英樹先生を講師にお招きし,「愛知医大からハーバード大学,そして名古屋大学医学部教授への道」と題し,学長招聘講演会が開催されました。
粕谷先生は,本学をご卒業後,名古屋聖霊会聖霊病院,名古屋第二赤十字病院で外科医として研鑽を積まれ,平成12年3月に名古屋大学大学院において医学博士を取得されました。同年4月から米国ハーバード大学医学部外科で博士研究員として4年間研究に従事された後,名古屋大学に戻られ,消化器外科学講座・非常勤講師,国際連携室(国際交流室)・准教授を経て,平成29年6月に国際医学教育学の教授に就任されています。
講演では,先生ご自身の生い立ちや愛知医大での学生時代のエピソードを始め,進路を選択する中で海外留学をいつから志したかなどご略歴に沿って分かりやすくお話し頂きました。現在名古屋大学で行っている医学英語セミナーについては,実際の動画を交えて解説して頂き,症例検討会では,日本語を禁止し英語のみで取り組みながら英語力の強化につなげていることや外国人の模擬患者さんを招いて問診を行う事例の紹介があり,参加した学生は熱心に聞き入っていました。研究活動としては,癌免疫治療研究室で取り組んでいる「腫瘍溶解性ウイルス」と「癌に対する免疫療法」を様々なスライドを用いて分かりやすく説明して頂きました。
講演の中で,「世界に羽ばたこう」,「留学先は自分で切り開こう」,「早く好きなこと,やりたいことを見つけよう」,「学生時代の無茶はやり直せる」,「アクセルは踏みっぱなしで」,「5年後10年後のVisionを持って計画を立てよう」などのメッセージを添えながらお話しがあり,最後に「世界を相手に戦える医師になろう」と熱いメッセージを届けて頂きました。
講演後にも,学生や教員からたくさんの質問が寄せられ,予定時間を大幅に超えて活発な意見交換が行われました。貴重なご講演ありがとうございました。