精神看護学領域

精神看護学領域では,人のかかえる「生きにくさ」や精神看護上の課題を,個人と環境の相互作用のなかで捉え,人々がその人らしく生きるにはどのような援助や環境が必要かを考えていきます。これまで臨床現場で生じた疑問や精神看護実践から得た知を,理論や社会的背景とつなげながら捉え直し,研究活動を通じて新たな知や実践へとつなげていくことを目指します。

教育方針

大学院の授業では,精神看護実践上の現象を捉える際に必要な概念や理論,歴史的背景,諸制度等を取り上げ,実践と結び付けながらその意味や実践への応用を探求します。
ゼミでは,国内外の文献検討や自身の看護実践,フィールドワークで得たことを自分の言葉で表現し他者の考えを聞くプロセスを通じて捉え直していきます。
精神看護実践上の問題意識や諸課題について論理的に示す力を共に高めていきましょう。

活動・研究内容

精神看護実践の質を高めるには,対象理解や援助方法の追求だけではなく,看護師側のメンタルヘルスや治療の場のダイナミクス,社会や環境の状況など広く考えていくことが重要です。
そのため当領域では,現象を多角的に深く柔軟に捉える質的研究法を軸に据え,精神看護を取り巻く様々な状況や現象を探究していきます。

最近の活動

1.学際的アプローチによる精神科病棟看護における自己決定支援の視点・要件の可視化(科研(基盤C)):
訪問看護実践とも比較しながら精神科病棟看護師の自己決定支援についての認識とその実践を分析しています。

2.こころのケアに携わる看護職・コメディカルを対象とした哲学対話(哲学カフェ)実践:
哲学カフェは,哲学者の進行役のもと飲み物を片手に対話をする活動です。隔月で「やさしさとは」「寄り添うとは」など素朴なテーマをもとに哲学対話をしています。よろしければご参加ください。(研究会ホームページ)

3.精神看護勉強会(昼活):
月1回、昼休み時間帯(12:20~13:00)に勉強会を開催します(当面オンライン)。20-30分程度のミニレクチャ―(時に事例検討、読書会等)と意見交換を兼ねたおしゃべり会です。お気軽にご参加ください。(2022年度ご案内)

スタッフ紹介

氏名 職名 専門分野
心光 世津子 教授 精神看護学,医療社会学

研究テーマ

氏名 研究テーマ
心光 世津子
  • 精神科病棟看護における自己決定支援
  • 精神障害からの回復・リカバリー
  • 精神看護学教育
  • 看護職者・コメディカルを対象とした哲学対話実践に関する研究

キーワード

精神障害者,リカバリー,自己決定,哲学対話

関連リンク

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