〒444-2148 岡崎市仁木町字川越17番地33
概要

愛知医科大学病院との連携により、高度急性期から回復期、生活期に至るまで一連の流れの中で集中的なリハビリテーションを受けられることが特徴です。 患者さん第一に、積極的リハビリテーション治療を提供します。 ひとつの疾病を診るのではなく併存疾患など、患者さんの全身を診てリハビリテーションを提供していくとともに、今後発症しうる疾病予防も含めてサポートしていきます。
◇リハビリテーション室スタッフ数(2023.9.1現在)
- 理学療法士:54名
- 作業療法士:14名
- 言語聴覚士: 6名
当院でのリハビリテーション業務
病棟からすぐにリハビリテーションを受けられる環境を整備しています。
一般病棟
それぞれの疾患に対して、早期より積極的にリハビリ治療を提供しています。
受傷直後、手術前および手術直後から身体機能が低下しないよう取り組んでいます。
回復期リハビリテーション病棟

制度上,定められた対象患者さんが入院され,急性期病院から連携紹介を受ける患者さんや当院一般病棟から転棟される患者さんがリハビリテーションを集中的に実施する病棟です。
基本目標は「自宅に戻ること」で,生活に関わる全般的な動作能力の改善を図ります。自宅環境の調査,自宅退院後の生活リズムの提案を多職種にて調整して行います。
入院時より身体機能評価や体成分測定を行い、経過が追えるようにしながらリハビリテーションを行っています。
外来リハビリテーション

外来通院にてリハビリテーションが必要と判断された方,また当院退院後も継続的なリハビリテーションが必要と判断された方が対象となります。
病気や怪我により日常生活に支障をきたしている患者さんに対して,運動療法・物理療法等を使用し,機能回復の支援をさせて頂きます。
※外来リハビリテーションは予約制です。
通所リハビリテーション(介護保険)
医療保険で受けられるリハビリテーションの日数は定められています。リハビリテーションを継続されたい場合に介護保険へ移行することで受けられます。介護保険の認定済みで,ご希望のある方は,担当ケアマネージャーに相談の上,お問い合わせください。
短期メディカルリハ入院
短期メディカルリハ入院
在宅生活において身体機能が徐々に衰え、以前より介助量が増えてしまった方や外出することが難しくなってきた方を対象にリハビリテーションを行い、少しでも機能を回復し重症化予防や生活能力の向上を目指します。また、リハビリテーションスタッフによる指導を受けることで住み慣れた在宅生活を長く送っていただくことが可能となります。
短リハのメリット
- 個別でのリハビリテーション指導を受けることができる
- 退院後の運動を身につけることができる
- 入院することにより1日を通じて運動ができる
※運動を継続することで動作改善だけでなく、多くの疾患・病態の改善や今後発症しうる疾患予防が期待できます。
リハビリテーションの特色
当院では機器を用いたトレーニングを行うことで、データに基づいた運動を提供することができます。
また、個々の身体状況を細かく評価(体成分、筋力、栄養状態など)し、全身状態を把握し、その人に最適な負荷量での運動を提供し、目標に応じたリハビリテーションを実施します。
※リハビリテーションは週に6日行います。
対象となる方(例)
- リハビリテーションをすることに意欲的である方
- 日常生活動作(ADL)が少しずつ低下した方
- 転びやすくなったと感じる方
- 外に出ることが減ったと感じる方
- ケガや病気により不活動となり、衰えを感じる方
入院期間
- 2週間
※入院前に退院日を決めさせていただきます。
※再度入院を希望される方は、前回の入院後3~4ヶ月を経過したあとになります。
タイムスケジュール
- ある一日のスケジュール(例)
-
- 8:00
- 朝食
- 9:00
- リハビリテーション
- 患者さんに合わせた個別でのリハビリテーション治療を提供します
- 10:00
- 有酸素運動
- 運動機器を使用してリハビリテーション以外の時間も運動を行います
- 11:00
- 入浴
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- リハビリテーション
- 午前と同様、個別でのリハビリテーション治療を提供します
- 15:00
- 自主訓練(筋力訓練など)
- 安全に行える効果的な運動を自主訓練として行っていただきます
- 18:00
- 夕食
※リスク管理や効果判定のため、初回、最終のリハビリテーションでは身体機能評価を行います
Q&A
短期メディカルリハ入院には以下のルールがございます
- 2週間の入院であり、退院日を確定しての入院となります
- 入院前に生活していた場所に戻ります
- 運動のための入院であり、医師の治療を目的とした入院ではありません
- 服薬調整は行いません。このため4週間分の持参薬をお持ちください
Q1.どんなリハビリ内容ですか?
A.リハビリテーションの個別訓練を行うとともに筋力トレーニング機器等を使用し自主訓練を行っていき、退院後も運動を継続してもらうように取り組むものです。
Q2. 時間はどれくらい行うのですか?
A.1日を通して、自主訓練を含めて3時間以上行っていただきます(基本的に週6日)
Q3. どの職種のリハビリテーションがありますか?
A.主に理学療法士が運動を中心に行いますが、入院後、他の職種によるリハビリテーションが必要と医師が判断した場合、作業療法士や言語聴覚士による個別訓練も行います
Q4. どのような効果がありますか?
A.入院中の運動にて身体機能の改善を図り、また退院後も運動を継続してもらうことで日常生活動作が楽になり、今後の新たな疾病予防にも繋がります
Q5. どのような方が対象ですか?
A.対象に関しては医師の診察を受けた上で判断させていただきます。条件としては疾病治療ではなく、運動ができる、意欲がある、服薬持参ができる、2週間の入院で元の場所に戻ることです。
Q6. 入院までの流れはどのようですか?
A.事前に診察予約にて診察、事前検査をします
- 診察(問診)、事前検査
- 入院
- 2週間後退院
Q7. どんな検査をしますか?
A.心電図、胸部X線、血液検査、体成分測定、PCR検査、その他、医師が必要が必要と判断した検査を行います
Q8. 短リハとペインリハの違いは?
A.基本的に運動を中心に行うことに違いはありませんが、短期メディカルペインリハ入院では痛みに関する教育動画を提供するため、動画を視聴していただきます。教育動画を通じて痛みへ対処する方法を習得していくプログラムです
Q9. 入院費用は?
A.1割負担の方でおおよそ80,000円前後です
※入院費は保険証の種類(年齢)・限度額・個室代等によって変わります。
※支払額が上限を超えた場合は高額療養費制度の対象となります。
お問い合わせ
- 入院予約に関して
- リハビリテーションの内容に関して
予約受付窓口 TEL:(0564)66-2811(代表) 受付時間:平日8時30分~18時00分
リハビリテーション室 TEL:(0564)64-6136(直通) 受付時間:平日13時00分~15時00分
短期メディカルペインリハ入院
短期メディカルペインリハ入院(ペインリハとは)
慢性的な痛みは、身体的要因のみならず心理的、社会的要因が関連した複雑なものと考えられています。ペインリハでは、慢性的な痛みを抱える方に、運動療法と教育を組み合わせた短期集中型の入院プログラムを行い、少しでも患者様の身体的・精神的な苦痛を緩和し、社会的活動を高められるように取り組むプログラムです。
「痛みがあっても活動的な人生を送る」を目標、に自分自身で痛みへ対処する方法を習得し、痛みに負けない身体づくりを目指しましょう。
対象となる方
- リハビリテーションをすることに意欲的である方
- 慢性的な痛みを抱え、日常生活動作(ADL)が少しずつ低下した方
- 慢性的な痛みにより仕事に支障が出ている方
- 不活動により、身体の衰えを感じる方
内容
1日を通じて運動療法と痛みに対するコンテンツ視聴を組み合わせ、住み良い生活ができるよう、活動量を高めていきます。運動と痛みに対しての理解を深め、継続して取り組むことで動作改善のみならず今後発症しうる疾病予防も期待できます
入院期間
- 2週間
タイムスケジュール
- ある一日のスケジュール(例)
-
- 8:00
- 朝食/更衣
- 9:00
- 個別リハビリテーション
- ※患者さんに合わせた個別でのリハビリテーション治療を提供します
- 10:00
- 有酸素運動/教育動画視聴
- ※運動機器を使用してリハビリテーション以外の時間も運動を行います
- 11:00
- 入浴
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 個別リハビリテーション
- 午前と同様、個別でのリハビリテーション治療を提供します
- 15:00
- 自主訓練(筋力訓練など)/教育動画視聴
- 安全に行える効果的な運動を自主訓練として行っていただきます
- 18:00
- 夕食
診療・治療実績
◇リハビリテーション対象患者数(2023年4月~2023年9月)
内 容 | 件 数(一日平均) |
---|---|
入 院 | 148名 |
外 来 | 41名 |
◇疾患区分内訳(2023年4月~2023年9月)
疾患区分 | 入 院 | 外 来 |
---|---|---|
脳血管疾患等リハビリテーション | 145名 | 36名 |
運動器リハビリテーション | 321名 | 302名 |
呼吸器リハビリテーション | 32名 | 0名 |
心大血管疾患リハビリテーション | 10名 | 28名 |
廃用症候群リハビリテーション | 72名 | 0名 |
合 計 | 562名 | 366名 |
◇回復期リハビリテーション病棟(2023年4月~2023年9月)
内 容 | 数 値(平均) |
---|---|
実績指数 | 47 |
在宅復帰率 | 88% |
※実績指数:2023年7月_届出時点
◇施設基準
- 脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
- 運動器リハビリテーション(Ⅰ)
- 呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
- 心大血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)
- 廃用症候群リハビリテーション(Ⅰ)
設備等
◇設備機器(2021年度以降導入した機器)
![]() 空圧式筋力トレーニングマシン(HUR) |
![]() 負荷量可変式エルゴ |
![]() ストレングスエルゴ |
![]() コードレスバイク |
![]() 低周波治療器・干渉電流型波治療器 |
![]() 心肺運動負荷試験装置(CPX) |
![]() 体成分分析装置(Inbody) |