病院長あいさつ

愛知医科大学メディカルセンター 病院長 羽生田正行

愛知医科大学メディカルセンター 病院長 羽生田正行

 愛知医科大学メディカルセンターは、岡崎市仁木町に開院してから4年が経過しました。この間、休床していた急性期病棟40床を再稼働させるとともに、365日体制で二次救急患者の受け入れを開始いたしました。これにより、救急車での搬送はもちろん、ウォークインで来院される患者様にも対応が可能となり、岡崎市北部および豊田市南部を中心とした地域の皆様の医療環境の向上に、一定の貢献ができたものと考えております。 また、既存の回復期病棟は、地域の皆様のみならず、遠方の患者様にも多くご利用いただく機会が増えております。この需要の高まりを受け、当院では令和6年度および7年度にリハビリテーションを担当する職員を大幅に増員するとともに、休床病棟の再開を視野に入れ、さらなる充実を図ってまいります。

 当院は、高度急性期医療を担う長久手市の愛知医科大学病院とは異なり、地域に根ざした「地域多機能病院」としての役割を果たすことを目指しています。「地域多機能病院」とは、少子高齢化や医療資源の偏在といった社会の変化に対応し、急性期・回復期・慢性期・在宅医療支援など、多様な医療機能を兼ね備えた病院を指します。当院では、急性期一般病床に加え、回復期病床および医療療養病床を有し、腎透析医療の充実にも力を入れております。また、二次救急の受け入れを行い、土日祝日を含め365日体制で軽症・中等症の救急患者様に対応しております。さらに、訪問看護や訪問リハビリテーションも多くの皆様にご利用いただいております。

 愛知医科大学メディカルセンターは、これからも急性期から慢性期までをカバーする地域密着型の「地域多機能病院」として、皆様に安全・安心な医療を提供できるよう努めてまいります。


2025年2月
愛知医科大学メディカルセンター
病院長 羽生田正行

プロフィール

専門

  • 肺・縦隔の外科

略歴

1981年 秋田大学医学部 卒業
信州大学医学部附属病院 医員
市立甲府病院外科 医師
1984年 市立甲府病院外科 副医長
1989年 信州大学医学部附属病院 助手
1991年 米国ミズ−リ州ワシントン大学胸部外科に研究員として留学
1993年 信州大学医学部附属病院 助手
2000年 同病院 講師(医局長)
2003年 愛知医科大学外科学講座 呼吸器外科 教授
2011年 愛知医科大学病院 副院長
2014年 同病院 病院長代行
2015年 同病院 病院長
2021年 愛知医科大学メディカルセンター 病院長