疼痛緩和外科

慢性疼痛は,体の問題だけではなく,心理的・社会的な様々な要因が複雑に関連していると言われています。そのような複雑な背景を持つ痛みに対応するためには,複数の診療科医師や看護師,理学療法士など多職種が連携して集学的に治療にすることが最も合理的であると考えられています。
疼痛緩和外科では,愛知医科大学病院痛みセンターとも連携し,単一の診療科では難しい慢性疼痛の診療を行います。

診療部門からのごあいさつ

疼痛緩和外科は,長期間持続する様々な痛みを専門的に治療する診療科です。痛みは,本来,生体の危険信号として働き,からだを守るための機能です。それが,何らかの要因により長引く結果となった場合には,患者さんにとってとても強い苦悩となってしまいます。さらに,痛みは自分自身でしか感じることができず,他人に伝えることが非常に難しいため,周りの人に理解してもらいにくく自分一人で抱えてしまう傾向があります。医療機関を受診してもなかなかわかってもらえないと悩んでいる方もいらっしゃると思います。
我々が専門としているのは,そういった痛みに悩んでいる方を治療していくことです。原因がはっきりしない,治療のしようがないなど痛みの治療でお困りの方は是非ご相談ください。


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主な対象疾患

  • 脊椎脊髄疾患
  • 肩・股・膝関節変性疾患
  • 癌性疼痛
  • 神経障害性疼痛
  • 頭痛・顔面痛・三叉神経痛