〒444-2148 岡崎市仁木町字川越17番地33
概要
消化器内科の診療では、内視鏡および腹部エコーや腹部CTを用いた診断・治療を主に行っています。当院では正確で精密な診断を心掛け、安全で苦痛のない内視鏡検査を目指しています。胃・十二指腸潰瘍や胃がんの原因といわれるヘリコバクター・ピロリ菌に対しては、積極的に除菌治療を行っています。B型やC型肝炎に関しましては、最新の飲み薬による治療を行います。また、ウイルス性肝炎以外で肝臓がんの原因となり得るアルコール性・非アルコール性脂肪肝炎(NASH[ナッシュ])等の検査・診断・治療も行っています。
診療部門からのごあいさつ
消化器内科においては、消化管および肝臓や膵臓の検査・診断・治療を行っています。
消化管は食道から胃、十二指腸、小腸、大腸に至る大変長い臓器で、食べ物を消化・吸収する機能を持ったヒトが生きていく上でとても重要な臓器です。当然、そこには数多くの疾患が存在します。外来や内視鏡検査などを中心とし地域と密着した医療連携も積極的に推進しています。
一方、血液検査における肝機能異常は人間ドックや健康診断などで最も高頻度に発見される異常の一つです。このような肝機能異常は多くが肥満による脂肪肝やアルコールの飲み過ぎによるものですが、中にはウイルス性肝炎や肝硬変、肝臓がんや胆道がん、膵臓がんのこともあります。肝臓や膵臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、病気になってもなかなか症状が出ないことが多いため注意が必要です。B型やC型肝炎に関しましては、最新の飲み薬による治療を行います。また、最近ではアルコールを飲んでいなくても脂肪肝になると一部の患者さんで肝硬変や肝臓がんになることがあるということも分かってきました。このような病気を非アルコール性脂肪肝炎(NASH[ナッシュ])と呼びます。実際に肝臓がんにおけるアルコール性やNASHなどのウイルス性肝炎以外の原因による比率が増えてきています。当科では血液検査で肝機能異常を指摘されて来院された方々に対して腹部エコーや腹部CT、さらに追加で必要な血液検査を行い、本当に心配な状態かどうかを判断いたします。
私どものモットーは、患者さんに優しく、安全・安心な医療を最高のスタッフで提供する事です。そのため、日夜患者さんや病気と謙虚に向き合い、真摯に努力する事を怠らないように心がけています。
胃および腸、肝機能異常等の消化器全般の病気について御心配なことがありましたら、お気軽にかかりつけ医にご相談のうえ当科を紹介受診してください。
主な対象疾患
- 消化管
- 食道疾患(逆流性食道炎、食道癌など)
- 胃・十二指腸疾患(胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃癌、粘膜下腫瘍など)
- 大腸疾患(大腸癌、炎症性腸疾患、腸炎、大腸ポリープなど)
- 肝胆膵
- ウイルス性(B型、C型)肝炎
- 脂肪肝
- アルコール性肝障害
- 自己免疫性肝炎
- 原発性胆汁性胆管炎
- 胆石症
- 膵嚢胞
本院での治療を希望される方は、肝臓がん、胆道がん、膵臓がんなどにも対応いたします。