脳神経治療のスペシャリスト

オールラウンドに対応し,患者さんにやさしい医療を

脳神経外科チーム医療のスペシャリストが揃いました。
愛知医大ならではの最先端技術で,あらゆる脳疾患治療に対応。
安心して私たちにおまかせください。

脳血管内治療のスペシャリスト

宮地 茂

宮地 茂

脳神経外科部長(主任教授)
脳血管内治療センター部長(教授)

専門領域

脳卒中

認定医・専門医

  • 日本脳神経外科学会代議員・専門医
  • 日本脳神経血管内治療学会監事
    第24回学術集会会長・指導医
  • 日本脳卒中学会評議員・専門医
  • 日本脳卒中の外科学会評議員
  • 日本血管内治療学会理事
  • 日本脳神経外科救急学会理事
  • World Federation of Interventional and Therapeutic Neuroradiology (WFITN)(Executive committee)
  • AAFITN 第10回学術集会会長 現Society President

どんな脳疾患にもオールラウンドに対応します。

患者さんにやさしい低侵襲医療を提供。

当院の脳神経外科では,脳のみならず,脊椎脊髄や末梢神経系を含めた神経系全般の疾患の外科的治療を行っています。脳の治療というと,頭を切開して手術をするイメージを持たれるかもしれませんが,現在では新しい手術の方法が開発されています。たとえば私の専門である脳血管内治療では,頭蓋骨を割ったり,皮膚を切ったりすることなく,血管の中にカテーテルと呼ばれる管を挿入して治療を行っています。このように当院では,患者さんの体にできる限り負担をかけない低侵襲医療に力を入れています。

「患者さんファースト」がモットー。

神経系全般の疾患の治療を行う体制として,脳神経外科の他,脳血管内治療センター,脊椎脊髄センターを開設しています。充実した体制の下,脳血管内治療,脊椎脊髄手術,神経内視鏡手術をそれぞれ専門とするスペシャリストがチームを組み,脳および脳に関連する様々な疾患の治療にオールラウンドに対応しています。また当院では無理な治療を行うことはせず,当院だからこそご提案できる複数の治療法の中から,患者さん一人ひとりのご要望に添う最適な治療法を適用する「患者さんファースト」の医療を行っています。どんなお悩みやご相談にもお応えできる環境を整えておりますので,安心して当院をご利用いただければと思います。

脊椎脊髄手術のスペシャリスト

原 政人

原 政人

脊椎脊髄センター部長(教授)

専門領域

脊椎脊髄疾患・末梢神経障害

認定医・専門医

  • 日本脳神経外科学会代議員・専門医
  • 日本脊髄外科学会理事・指導医
  • 脊椎脊髄外科専門医
  • 日本脊椎・脊髄神経手術手技学会理事
  • 日本脊髄障害医学会監事

正確性を高める新しい術式の確立に取り組んでいます。

オーアームⅡ

最新CT装置「オーアームⅡ」の活用。

当院の脊椎脊髄センターでは,神経内科や放射線科,整形外科とも連携し,腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの脊椎脊髄疾患全般および,全国的にも手術の事例が少ない末梢神経絞扼障害の治療も行っています。近年は高齢化により,脊椎の変性疾患が増加しています。これらの疾患に対する治療方法として,スクリュー(ボルト)で脊椎を固定する脊椎固定術が行われます。当センターではこの手術において,治療部位などを術中に3D画像で確認することができる,最新鋭のCT装置「オーアームⅡ」を活用することにより,正確性が高く患者さんにやさしい手術を行うことができます。

治療法の選択肢を増やすことに尽力。

当センターでは,患者さんに幅広い治療法を提供するため,脊椎固定術だけにとらわれず,新しい術式の確立にも積極的に取り組んでいます。たとえば,後縦靭帯が骨化して脊髄を圧迫する後縦靭帯骨化症の手術の方法として,小さな切開で骨を削る量も最小限に抑え,かつ治療部位に人工物を入れずに,切り取った骨を戻す方法での手術に取り組んでいます。患者さんはどのような手術でも不安だと思いますが,症状が悪化してからでは神経細胞が死んでしまい,手術をしても十分な快復が見込めないことがあるため,ぜひ早めに診察を受けていただければと思います。

神経内視鏡手術のスペシャリスト

渡邉 督

渡邉 督

脳神経外科(准教授)

専門領域

脳腫瘍

認定医・専門医

  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本神経内視鏡学会技術認定医
  • 日本神経内視鏡学会技術認定委員
  • 日本術中画像情報学会理事
  • 日本神経内視鏡学会評議員
  • 日本頭蓋底外科学会評議員

患者さんの気持ちに寄り添う医療を心がけています。

脳深部や頭蓋底の腫瘍摘出にも対応。

私の専門とする神経内視鏡手術では,内視鏡を使用して腫瘍を中心とする脳の疾患の治療を行っています。なるべく小さな傷で脳への負担を軽くして腫瘍だけを取り除くことをめざしています。神経内視鏡手術の方法として,現在は鼻孔から内視鏡を挿入するのが一般的になっています。当院では,その方法でのクオリティの高い手術を維持し続ける一方で,全国的にもまだほとんど実施されていない新しい神経内視鏡手術の方法の確立をめざしています。その1つが,直径6mm~12mmのストローのような透明の筒を挿入し,その筒内で手術を行う内視鏡下シリンダー手術です。もう1つが,眉毛や耳の後ろに穴を開けて手術を行う内視鏡下キーホール手術(鍵穴手術)です。これらの方法により,脳深部や頭蓋底などの難易度の高い腫瘍摘出手術を行うことができます。

患者さんと共に病気に立ち向かう。

当院では,患者さんの体になるべく負担をかけずに疾患を治療する低侵襲医療をめざしています。それを実現するために私が常に心掛けているのが,手術を受ける側である患者さんの身になって考えることです。不安を抱えている患者さんに対して,私がこれまでに実施してきた手術の事例や考えられる限りの治療方法などの説明をしっかりと行い,患者さんと心を一つにして病気に立ち向かっていきます。

患者さんのためにできることのすべてを

当院は,高度専門医療を提供する「特定機能病院」です。当院の脳神経外科には,脳血管内治療,脊椎脊髄手術,神経内視鏡手術の高度な技術を備えたスペシャリストが揃っており,実績のあるスタッフと力を合わせて,患者さんの健康をお守りするために力を尽くしています。めざしているのは,患者さんの体にできる限り負担を掛けない低侵襲医療です。それを実現するために,神経内科や整形外科,放射線科とも連携し,また最先端の機器を活用して,あらゆる脳神経疾患の診察,治療に対応しています。

脳神経外科チーム