愛知医科大学病院における医療事故の定義と取り扱い

■ 医療関連有害事象と医療事故

医療行為は、もともと不調な部分をもつ人体に対する侵襲行為(検査・手術・薬物)であることが多く、予想外の有害な結果を発生し得るという難しさがあります。
現在の医療水準から判断して正しく実施された医療行為であっても、有害事象の原因になり得ることが医療の特徴の一つでもあります。

愛知医科大学病院において、医療に関わる場所で、過誤・過失の有無にかかわらず、医療を提供する過程において発生したすべての有害事象を医療関連有害事象と定義します。

医療関連有害事象のうち、医療行為に過誤、過失のあったもの、あるいはその可能性があったものを医療事故といいます。医療事故に際しては、病院全体で患者の健康回復を図ることを第一とし、速やかに発生状況を調査し、原因、要因分析、再発防止の策定などの対応を行う必要があります。

■ 医療事故などの公表基準

当院では、医療事故などの公表基準について、次のとおり指針を定めています。

基本方針

大学病院としての社会的責務を全うし、提供する医療に対する国民の信頼性の向上に資するため、医療事故等を社会に進んで公表いたします。

  1. 医療の透明性を高め、社会に対する説明責任を適切に果たす。
  2. 医学的に的確な情報を提供することにより同様の事故の再発防止を図る。
  3. 事故の被害者である患者及び家族並びに医療関係者の個人情報を保護する。

公表範囲・方法

医療安全管理協議会で定めた現行の「影響度分類」と公表範囲・方法の主な対応関係

医療安全管理協議会「影響度分類」と公表範囲・方法の主な対応関係