医療安全

Medical safety

愛知医科大学病院は、安全な医療を実現するために、職員一人ひとりが強い自覚を持って
医療の質の向上に取り組んでいます。

医療安全管理室を中心に徹底した医療安全を展開

医療安全は、医療の質に関わる重要な課題であり、医療の基本となるものです。医療現場では、多職種が各々の専門性をフルに発揮し、協働して治療や看護にあたっています。医療が安全に行われるよう対策を講じていくことは、患者さんの人権と安全を守るとともに医療の質を高めるために最も重要なことです。それは、病院で働く職員一人ひとりを守ることでもあります。
当院では、医療安全管理体制を整え、医療の質の向上を図るために、2003年に医療安全管理室を設置しました。各部門に配置した医療安全のリーダーとなるセーフティマネージャー(医師、看護師、薬剤師など100余名)と協力し、病院一丸となって医療安全に取り組んでいます。

わかりやすい「ポケットマニュアル」を作成

医療安全管理室は、インシデントやアクシデント報告を収集管理し、その分析と再発防止策の検討をインシデント専門委員会やセーフティマネージャー会議で行っています。重大な医療事故が発生すれば、速やかに対応するとともに、医療問題検討会を開催します。この他、ワーキンググループなどで検討された再発防止策は「医療安全管理マニュアル」にまとめています。また、わかり易いイラスト入り携帯版「ポケットマニュアル」も作成し、職員に携帯を義務付けています。

不安なく看護ができる環境を築いています

生命に関わる職場だけに、「もしミスをしたら」と不安になる方もいるでしょう。しかし大切なのは、間違いが起こりそうな原因をしっかりと突き止めて、対策を講じることです。皆さんが、今もっている知識と技術・心を使って、足りないところは、先輩看護師や他の専門職がサポートして、安全を守ります。当院は、医療安全に向けて組織一丸となって取り組んでいる病院です。わからないことがあれば何でも相談してください。そして、患者さんが安心して過ごせ職員が安心して働ける病院を、皆さんと一緒に育んでいきましょう。