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「健康長寿延伸」を目指す未病段階からのリスク診断

先制・統合医療包括センターの新設

教授・センター部長
福沢嘉孝

2015年5月14日(木)から全国の大学病院で初めて,mRNA発現解析を活用したがん関連遺伝子リスク診断及び長寿遺伝子活性化診断を実施する新外来が開設されました。本外来は,未病の段階からのがんのリスク診断及び長寿遺伝子活性化診断(バイオマーカー)を極僅かな採血量:2.5ml(通常健診での採血量の4〜5分の一)で可能とした非常に画期的な専門外来です。
本外来を介して,地域中核病院である当院が,1)生活習慣病予防(特に,がん)を未病の段階からより早期にリスク診断し,将来の健康状態を予測する,即ち,2)先手を打ち意識付け・行動変容を惹起させ,個々の生活習慣病を予防・改善・治癒に導く(生活習慣への介入・指導・管理)ことが,当院の担う最大の社会貢献と考えています。これにより,『健康寿命延伸』をより一層実現することが可能となり,個々人の生活の質(QOL)の向上へと繋がると考えています。もし,何らかの異常が発見されれば,多職種連携協力の下に全人的・包括的医療を施し,早期病態改善を目指します。
本外来を十分に活用することにより,より早期からの疾病リスク診断が可能となり,単なる予防医療でない真の意味でのSelf-medication(発症前に自分で病気の芽を摘む医療)が大いに期待できるのです。
今後,地域住民の皆様の積極的な当センター外来への受診をお待ちしております。

mRNA発現解析検査を活用したがん関連遺伝子リスク診断及び長寿遺伝子活性化診断

対象者

未病段階で,マーナ(mRNA)健康来受診希望者(未病受診者)

担がん患者さんで,マーナ(mRNA)健康外来受診希望者(がん患者さん)

がんに罹患したが,外見上治癒したと見える患者さん(再発・フォローアップ)

がん完治と告知されたが,それでも心配な患者さん

検査方法

1検査あたりわずか2.5mlの採血のみ。(毎年1回でも可、定期検査は適宜応需)
体に負担の少ない検査方法

約3~4週間後,学会認定資格のある医師が結果を説明します。
検査した「遺伝子の働き」を見える化した報告書に沿って詳しく説明するので,わかりやすい。

検査で分かること

十分な時間(受診者一人当たり20〜30分程度)を設けて懇切丁寧に分かり易い結果解説と個々の生活習慣に関する今後の指導・管理も同時に実施します。

長寿遺伝子mRNA検査
老化抑制や免疫力の向上に関与する可能性があるとされている長寿遺伝子の1つ「SERT1遺伝子」の活性度を数値化し,5段階で評価します。
早期にリスクを発見することによって、老化を遅らせるような指導をします。

がん関連遺伝子mRNA検査
主要な男性臓器8種類・女性臓器11種類のがんに関連する遺伝子mRNA発現量を解析し,生活習慣等によって改善可能な「現在のがんのリスク」を5段階で評価します。
「がん検診」で見つけることのできない微細ながんの発症リスクを確認することが可能です。

   <がん関連遺伝子mRNAと臓器との対応表>

解析遺伝子    

   <検査結果について>
      リスクが高いからといって,即がんを発症する訳ではなく,がんになる前のがん細胞の状態,がんを発生させやすい状況を予測しています。

評価方法
リアルタイムPCR法により得られた関連遺伝子別の検査データを5段階で評価しており,全体の総合評価については「健常」,「標準」ゾーンなら「低リスク」となり,「やや注意」,「注意」ゾーンであれば「中リスク」となる。「警告」ゾーンの場合は,「高リスク」とする。

      評価例

検診内容及び料金

検診内容 検診料金
長寿mRNA検診 60,000円(税別)
がんmRNA検診 130,000円(税別)
長寿&がんmRNA検診 180,000円(税別)
面談のみ 5,000円(税別)

※ 会計の支払いは,初回受診時にお願いします。
※ 当院に受診歴のない方または1年以上受診歴のない方は,上記検診料金とは別に選定療養費(5,000円(税別))が必要となります。

外来診療日時 等

外来担当日時・場所

外来担当曜日 : 毎週木曜日 (8:30~14:30)

受 診 受 付 : 中央棟1階の16番受付 (受付時間 8:30~11:00)

外来診療実施場所 : 中央棟4階の48番外来(診察室1)

担当医師

福沢嘉孝(臨床ゲノム医療学会:認定ゲノムドクター)


受診に関するお問合せ

電 話 : 0561-62-3311(代表) 16番受付(内線 34603)

電話によるお問合せの受付時間 : 平日の14:00~17:00