輸血について

赤ちゃんの頃に検査した血液型は,大人になると変わることはありますか?

血液型は,骨髄移植後などの特殊なケース以外,生涯変わることはありません。

ただしABO血液型検査を赤ちゃんの時に行う場合,反応が弱いことがあり,まれに反応が見逃されることもあります。
そのため,赤ちゃんの血液型検査は信頼性に乏しく,一般的に正確な検査は学童期以降に実施されることが望ましいとされています。
当院では,輸血,手術など医学的に血液型が必要な場合を除き,赤ちゃんの血液型検査は実施しておりません。

<参考>
血液型検査にはオモテ検査とウラ検査があります。オモテ検査とは,赤血球上にあるA抗原やB抗原を調べる検査で,ウラ検査は血液(血清)中の抗A,抗B抗体を調べる検査です。(こちらをご覧ください)
赤ちゃんの検査はオモテ検査,ウラ検査ともに,以下の理由より正確に検査できません。

オモテ検査
生後しばらくは成人と比べて反応が弱く,5~7歳くらいで成人と同じぐらいの強さになるといわれています。
ウラ検査
出生後4ヶ月ぐらいまで,赤ちゃんが自分でつくる抗体は少なく,逆に胎盤を通じて移行した母親由来の抗体が反応する場合があります(この反応は,生後3ヶ月でほとんどなくなります)。抗A,抗B抗体は5~10歳に大人と同じぐらいの強さになるといわれています。