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血管外科
大学病院
理念
- 客観的な評価に基づき,一人一人の患者さんに最適な治療を選択することで,総ての患者さんにより大きな恩恵を与えられるよう努力しています。
- 末梢血管外科学の目標は,病変の形態的修復だけではなく,障害された循環の機能的回復にあります。この理念に沿った治療を心がけると共に,患者さんにとって負担の少ない日帰り手術や短期間入院で済むカテーテル治療も行っています。
- 血管外科学の進歩は各科との緊密な連係の上に成り立つことを認識しながら診療にあたっています。
キーワード
閉塞性動脈硬化症,バージャー病,胸部・腹部大動脈瘤,下肢静脈瘤,血管内治療,無襲侵検査
スタッフ
診療時間・外来担当一覧
診療内容(一般)
閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症の主要な症状である間歇性跛行のすべてに手術が必要なわけではありません。跛行肢に対する治療方針を初めて確立し,運動療法の有用性を全国に広めてきました。バイパス術やカテーテル治療を行う必要がなく,運動療法により歩行距離延長の見込みのある患者さんには運動療法を指導しています。勿論,運動療法の適応のない重症な間歇性跛行例や,潰瘍・壊死を伴う重症虚血肢には積極的に血行再建を行っています。
バージャー病
当院は本邦では数少ないバージャー病の専門施設であり,全国から多くの患者さんが訪れ,これまで250名以上の患者さんが登録されています。
大動脈瘤
腹部大動脈瘤は約6割を局所麻酔によるステントグラフト手術で,4割を従来の人工血管置換術で治療しています。放射線科と合わせて6名のステントグラフト指導医がおり,全国で第2位です。胸部大動脈瘤も,近隣の病院から外科手術困難な症例を数多く紹介され,ステントグラフト手術で積極的に治療しています。分枝再建を要する複雑例が約4割です。胸部の指導医も2名います。
頚動脈手術
欧米の病院と同じように血管外科医が頚動脈内摘除を行っている,全国的にも特記すべき施設です。最近はeversion CEA(外翻式内膜摘除)を採用して低侵襲的に治療しています。頚動脈ステントにも対応しています。
透析患者さんの重症虚血肢
愛知県内はもとより岐阜県からも患者さんが紹介され,治療を受けています。透析導入の高齢化,糖尿病腎症に起因する透析例増加により,重症虚血肢は急増しており当院での治療患者数は200例以上に及びます。血行再建の適応があれば,積極的に下腿や足部へのバイパス術を行い,多くの患者さんの肢切断を回避しています。
下肢静脈瘤の治療法
軽症例には外来で,伏在静脈結紮手術,硬化療法,ストッキングなど圧迫療法の指導を行っています。重症例には2泊3日の入院で局所麻酔下または全身麻酔下でのストリッピング手術,内視鏡による静脈(不全交通枝)の切離も行っています。いずれの手術でも足の傷の大きさは数mm程度です。2011年からレーザーによるカテーテル治療を導入しました。
診療内容(特殊)
先天性動静脈形成異常に対する合同外来
治療法も未だ十分確立されていない先天性動静脈形成異常(血管腫,クリッペル-トレノウネイ症候群,パークス ウェーバー症候群)の治療に努力すべく,血管外科,形成外科,放射線科の3科による合同外来を開設しています(月1回第4金曜)。
診療実績
2010年度
| 内容 |
件数 |
| 腹部大動脈瘤手術(ステントグラフト) |
36 |
| 腹部大動脈瘤手術(人工血管置換術) |
18 |
| 胸部大動脈瘤ステントグラフト |
22 |
| 末梢動脈バイパス術 |
29 |
| 経皮血管拡張・ステント留置 |
20 |
| 下肢静脈瘤抜去術 |
74 |
| 下肢静脈瘤結結紮・硬化療法 |
23 |
| 頸動脈内膜摘除術 |
7 |
| 内シャント作成術 |
71 |
| 下大静脈フィルター留置 |
5 |
連絡先
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