泌尿器科

大学病院

理念

泌尿器科のあらゆる疾患に対して

  1. 的確な診断と適切な治療
  2. 十分な説明・情報提供
  3. 苦痛に対する迅速な対応
  4. 先進的医療に対する積極的取り組み
  5. プライバシーへの配慮

をモットーとして,最新の診断・治療技術と看護体制を敷いて日々の診療を行っております。

キーワード

  • 先進的医療の実践
  • より低侵襲に
  • がん難民を作りません

スタッフ

診療時間・外来担当一覧

診療内容(一般)

泌尿器科は,主に下記の症状・悩みに関して診療・相談を行っています。

1)排尿に関する症状

尿が出にくい・勢いが弱く時間がかかる・尿が近い・がまんしにくい・もれる・排尿の時に痛みがある・尿が残る感じ・排尿後にすっきりしない・尿がたまると下腹部が痛む。

2)尿の性状の異常

  • 血が混ざる。
  • 検診で血尿を指摘された。
  • にごる。
  • 色がおかしい。
  • 臭いが気になる。  など

3)尿路・下腹部に関する何らかの問題

  • 前立腺癌検診で,血液検査異常を指摘された。
  • 腎臓結石や尿管結石といわれた。
  • 腎臓や膀胱などにオデキや腫瘍があるといわれた。
  • 下腹部の痛みや違和感。
  • 腰のあたりの痛みや違和感。
  • 陰のうや外陰部の違和感。

4)男性生殖器に関する問題

  • 陰茎(おちんちん)の形状や大きさがおかしい(小児・成人とも)。
  • 精巣(たまたま)の位置や大きさ・硬さに関して気になる(小児・成人とも)。

5)男性不妊・一部の内分泌疾患

  • 不妊の検査時に精液の異常を指摘された。

6)性・性行為に関した悩み

  • 男性性機能の低下。
  • 勃起が弱くなった。

7)尿路性行為感染(いわゆる性病)が心配

  • 尿道からウミのようなものが出る。  ほか

当科の取り組み

当科では,泌尿器科疾患全般に対する診療を行っておりますが,その中でも特色あるものをピックアップいたしました。

1) 先進的医療の実践

  • 腹腔鏡下小切開前立腺悪性腫瘍手術(施設認定)
  • 自己腫瘍(組織)を用いた活性化自己リンパ球移入療法(本学の先進医療として厚労省認可済み)
    進行がんの方のうち,従来の抗がん剤で残念ながら効果の見られなかった方に対し,腫瘍組織を用いてリンパ球を活性化させてから再び体内へ戻す方法です(適応については担当医に御相談ください)。
  • 間質性膀胱炎に対する水圧拡張(先進医療申請手続き中)

2)各種内視鏡手術・検査で,より低侵襲となるように取り組んでいます。

●痛みの少ない検査
膀胱内視鏡は今まで硬性鏡(金属製の硬いタイプ)使用してきたため,患者さんに強い違和感や痛みをしいてきました。このため泌尿器科の検査は痛みをともなっていました。当科では昨年より,電子スコープの軟性鏡タイプ(胃カメラのようにやわらかい内視鏡)を導入しました。尿道への圧迫が少ないため検査時の痛みや違和感が大幅に軽減されました。(目的や病状により従来型膀胱鏡を使用することもあります。担当医と御相談ください。)

●より低侵襲に
前立腺肥大症
に対し,ホルミウムレーザーによる前立腺の摘出手術を導入しています。従来法の電気メス切除(TUR-P)より出血が少なく,前立腺をほぼ完全に摘出する事が可能です。また術後の回復が早いと喜ばれています。

●腹腔鏡手術および鏡視下小切開手術
腹腔鏡手術および鏡視下小切開手術を行っています。従来の開腫術に比べ,切開創が小さく負担の少ない手術法です。術後の回復も早く,早期の社会復帰が可能です。

●いままで見えなかった部位への到達

腎ぞう内や尿管内の疾患の検査・治療には,細径尿管硬性内視鏡(硬いタイプ)に加え,最新式の細径尿管ファイバー(軟らかいタイプ)を使用しています。これにより,従来の硬い棒状の内視鏡では到達し得なかった部位の観察が可能になりました。これらの内視鏡観察下に,ホルミウムレーザーや特殊鉗子をもちいて,尿管狭窄や尿路結石症のほか腫瘍の治療をおこなっています。

3) がん治療への取り組み

1.進行した泌尿器科悪性腫瘍に対し集学的治療(手術療法・化学療法・免疫治療など様々な治療の組み合わせ)を行い,患者様のQOL(生活の質)と予後(元気で過ごしていただくこと)の改善に取り組んでいます。いずれも,院内の倫理委員会で承認を得た,新しい治療方法です。

前立腺癌で男性ホルモン遮断治療に抵抗性を示す方には,積極的に化学療法を行っています。

●腎ぞう癌で転移を有する方に対して,積極的な免疫治療を行うことで,予後の改善をはかっています。

(ただし本治療の適応につきましては,担当医に御相談ください)

3.癌の進行とともに全身状態が悪化した方 (癌末期という施設もありますが,当科ではこの言葉は適切でないと考え,緩和医療期といっています) に対して,院内の痛みセンターなどと綿密な連絡を取り,緩和医療を行っています。残念ながら治癒の見込みのない患者さんであっても,人間性を尊重し,苦痛を軽減し,緩和医療期をよりよく過ごしていただきたいと思います。ずっと,ささえたい・・・それがスタッフ一同の願いです。

当科では,癌拠点病院にありがちな “がん難民” を作りません。

4)排尿でお困りの方

1.排尿でお困りの方のうち,尿が近くて我慢できない方には,お薬のほか干渉低周波をもちいた理学療法を取り入れています。 2.また,尿もれでお困りの方を対象にさわやか体操教室を開催しています。これは皮膚排泄ケア(WOC)認定看護師による自由参加型の骨盤底筋体操の教室“です。「尿モレが気になる・・・だけど泌尿器科医に見てもらうのはいや」,なんていう方はお気軽にご参加ください。尿もれの改善だけでなく,同じような悩みを持つ方とのふれあいで心が楽になった,とおっしゃる方もいますよ。毎週火曜の14:00から1時間程です。動きやすい服装でお越しくださいね。参加のご希望やお問い合わせは,泌尿器科外来へお気軽にお電話ください。個別の相談も受け付けていますよ。(参加費無料)

5)尿路結石

尿路結石に対しては,体外衝撃波結石破砕術(ESWL)のほか,細い尿管内視鏡下にホルミウムレーザーなどで結石を破砕する治療を行っております。

6)緊急疾患に対応できるよう,いつでも入院・手術できる体制を整えています。

外来看護について

患者さんのプライバシーに十分配慮し,診察が行われるよう努めています。予約制で診察を行っています。待ち時間を少しでも減らすようスタッフ一同努力をしています。

病棟看護について

入院されている患者さんに対し,疾病による苦痛からの緩和に努め,心から安らいでいただけるような配慮をいたしています。

地域医療連携への取り組み

病診連携・他の医療機関との交流を目的として次のような勉強会を開催しています。

  • 愛知医科大学泌尿器科セミナー
  • 東尾張瀬戸旭前立腺研究会
  • 愛知医科大学排尿障害スタディ

診療実績

経尿道的膀胱腫瘍切除術:TUR-Bt 106件、経尿道的前立腺切除術:TUR-P 24件、経尿道的前立腺レーザー切除術:HoLEP 12件、体外衝撃波結石破砕術:ESWL 82件、経尿道的腎・尿管結石砕石術:TUL 64件、内視鏡下小切開前立腺全摘術:27件、根治的膀胱全摘術:15件、腹腔鏡下腎摘術(腎・尿管全摘も含む)25件 他多数 

連絡先

TEL: 052-264-4811 愛知医科大学・代表
TEL: 0561-62-3311
※時間外は,救急外来事務受付にて承ります。
内線:2714 泌尿器科外来(08:30 - 17:00)