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愛知医科大学 医学部 感染・免疫学講座2(旧寄生虫学)
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抗体医薬において、癌や自己免疫疾患の分野に比べると、感染症分野における開発はあまり進んでいません。要因として、コストが高いことや効果の維持のために複数回投与が必要であることがあげられます。一方で、中和抗体そのものを投与する受動免疫は、防御効果が高いということは昔から知られています。そこで私たちは、抗体医薬の問題点を解決するために、インフルエンザを感染症のモデルとし、中和抗体を発現する「抗体遺伝子」を投与するという新しい受動免疫法を検討しています。抗体遺伝子のメリットとして、精製コストが低いことや、持続的な発現を期待できるので、投与回数を減らせる、などがあります。過去の研究において、中和抗体遺伝子をマウスに投与して、インフルエンザを長期的に予防することに成功していました。本研究では、ハイドロダイナミクス法(水力学的な圧力で遺伝子導入する方法)という遺伝子導入法を用いて中和抗体遺伝子をマウスに投与することで、インフルエンザを治療することに成功しました。
補体制御分子C4BP(C4b-binding protein)が、TLR4/MD-2のLPS結合部近傍に会合することでLPSによるTLR4/MD-2活性化シグナルを抑制することがわかりました。
Inflammatory responses increase secretion of MD-1protein
分泌蛋白MD-1はRP105と会合して免疫細胞表面に発現し、B細胞活性化やTLR応答に関与しています。
MD-1に対する抗体を作製しELISA解析により血中にMD-1が存在することや、感染・高脂肪食や虚血再灌流障害な
どの際にMD-1血中濃度が急増すること、MD-1産生細胞の1つとしてマクロファージである可能性があることなどを見出しました。(International
Immunology Vol.28(10) October 2016, in this issue, “Novel antibodies
detect the increased level of soluble MD-1 during inflammation” より引用)
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