本文へスキップ

愛知医科大学 医学部 感染・免疫学講座2(旧寄生虫学)です。

TEL.0561-62-3311(代表)

〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1番地1
愛知医科大学 医学部 感染・免疫学講座2(旧寄生虫学)

愛知医科大学 医学部 感染・免疫学講座2(旧寄生虫学)

ようこそ愛知医科大学 医学部 感染・免疫学講座2(旧寄生虫学)のホームページへ。

ホームページ内の写真等は無断転載禁止でお願いいたします。

更新情報
お知らせ

  • 2021年10月  山崎講師が第26回日本エンドトキシン・自然免疫研究会で奨励賞・最優秀賞を受賞しました。
  • 2021年10月  髙村祥子が第16回国際エンドトキシン・自然免疫学会でTheresa L. Gioannini Women in Science Awardを受賞しました。
  • 2021年7月  長岡史晃助手の論文がVaccines誌にアクセプトされました。
病原特異的抗体の検出は血液検体を用いることが一般的であるが、採血による被検者へ身襲性があり、採血の手間や血液検体を扱うことによる感染のリスクは避けることが出来ない。その一方で、血液に比べ安全かつ簡単に検体採取が可能な尿にも検出可能な量の抗体が含まれており、我々はこれまでにリンパ系フィラリア症、内臓リーシュマニア症を始め、様々な尿中抗寄生虫抗体検出法を開発し疫学調査に応用してきた。これまでに報告されている寄生虫に対する尿中抗体検出法を列記し、その利点と問題点、今後の可能性についてレビューした。

  • 2021年7月  乾講師が日本医学会総会記念医学振興基金研究助成に採択されました。
  • 2021年3月  髙村祥子が市原国際奨学財団研究助成に採択されました。
  • 2021年3  山崎助教が講師に昇進しました。
  • 2020年12月 大学院生のBiswasさんが上原記念生命科学財団来日研究生助成に採択されました。
  • 2020年11月 山崎達也助教の論文がFrontiers in Immunology誌にアクセプトされました。
  
TLRファミリー分子の1つRadio protective 105(RP105)は主にB細胞、樹状細胞、マクロファージに発現しています。RP105に対するリガンドは同定されておりませんが、アゴニスト抗体(αRP105) (クローン名:RP/14)は、抗体産生細胞であるB細胞を強力に活性化することが知られています。 そこで本研究では、αRP105DNA免疫におけるアジュバント効果を評価しました。インフルエンザをモデルとして、ウイルスの膜抗原の1つであるヘマグルチニン(HA)を発現する遺伝子とともに、B細胞受容体の細胞膜貫通ドメイン(Transmembrane domain, TM)を融合させたαRP105(αRP105-TM)を発現する抗体遺伝子をマウスに投与しました。すると、血清中のHA抗原特異的抗体が有意に上昇することがわかり、致死量のインフルエンザウイルス感染を防御することにも成功しました。

  • 2020年11月 大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器・免疫内科学・熊ノ郷淳教授に大学院特別講義『免疫研究と臨床応用~神経・免疫・代謝関連の話題を含めて~』を、また国立感染症研究所 寄生動物部の杉山広先生に医学部特別講義『食物由来の蠕虫症~疫学と法律~』をそれぞれZoom配信していただきました。どうもありがとうございました。
  • 2020年4月 高木講師が准教授(特任)に昇進しました。
  • 2020年1月 大学院生(愛知医大皮膚科学)中島昭奈さんの論文がInternational Immunology誌にアクセプトされました。

  
PLA2は細胞膜グリセロリン脂質をリゾリン脂質と遊離脂肪酸とに加水分解する酵素です。われわれはハチ毒内のPLA2の酵素作用がヒト皮膚角化細胞での合成二本鎖RNAの細胞内取り込みを増強させ、NF-kBや MAPKsのリン酸化を増強し、その結果角化細胞によるIL-8産生量を増加させることを見出しました。 (International Immunology, vol.32, p371-383より引用)

  • 2019年8月  髙村祥子が大幸財団・自然科学系学術研究助成に採択されました。
  • 2019年7月  高木秀和講師の論文がTropical Medicine and Health誌にアクセプトされました。また2020年11月2日、日本熱帯医学会総会にてベストペーパー賞を受賞しました。
リンパ系フィラリア症は蚊が媒介する寄生虫症です。我々はスリランカにおいて、媒介蚊の調査と尿を用いた小学生の抗体価の測定調査を行ってきた。その結果、媒介蚊のフィラリア陽性率が雨季の始めに増加すること、流行場所のホットスポットを小学生の尿中抗体価と居住地の位置データにより推定できることを示した。これらは今後の効果的な集団投薬治療に役立つものと期待される。

  • 2019年6月 医薬基盤・健康・栄養研究所・ワクチンアジュバント研究センター・センター長 國澤純先生に医学部特別講義『腸内環境を介した免疫制御と次世代型健康科学への展開』を行っていただきました。
  • 2019年6月 東京女子医科大学医学部薬理学・丸義朗教授に癌懇話会特別講演『炎症とがん転移』を行っていただきました。
  • 2019年4月  山崎達也助教の論文がJournal of Biological Chemistry誌にアクセプトされ、表紙図も採用されました。
  
  • 2019年4月  Biswas Mrityunjoy, Sajid Iftekhar Chowdhuryの両名が博士課程に入学しました。
  • 2019年3月  東京大学医科学研究所・共同研究に採択されました。(課題名:脂質代謝と免疫応答に関与する血清タンパクの機能解明)
  • 2019年3月  髙村祥子がNagoya immunology network in NCU国際シンポジウムで発表しました(招待講演)。
  • 2018年11月  Biswas Mrityunjoy, Sajid Iftekhar Chowdhuryの両名がバングラデシュから外国人研究員として来日しました。
  • 2018年10月 山崎達也助教が武田科学振興財団 2018年度医学系研究助成(感染領域)に採択されました。
  • 2018年10月 堀井俊宏先生に医学部特別講義『マラリアワクチン』を行っていただきました。
  • 2018年8月  髙村祥子が豊秋奨学会研究助成に採択されました。
  • 2018年6月  山崎達也助教の論文がVaccinesBasel)誌にアクセプトされました。
  • 2018年6月  髙村祥子が日本Shock学会で発表しました(招待講演)。
  • 2018年6月  信州大学医学部・分子医化学教授・平塚佐千枝教授にがん懇話会で『癌の転移前の転移土壌』のご講演を行っていただきました。
  • 2018年5月  東京大学医科学研究所・感染遺伝学分野・三宅健介教授に大学院特別講義『核酸認識Toll様受容体の活性制御機構とその破たんによる疾患』を行っていただきました。
  • 2018年1月  山崎達也助教の論文がFrontiers in Immunology誌にアクセプトされました。

  
抗体医薬において、癌や自己免疫疾患の分野に比べると、感染症分野における開発はあまり進んでいません。要因として、コストが高いことや効果の維持のために複数回投与が必要であることがあげられます。一方で、中和抗体そのものを投与する受動免疫は、防御効果が高いということは昔から知られています。そこで私たちは、抗体医薬の問題点を解決するために、インフルエンザを感染症のモデルとし、中和抗体を発現する「抗体遺伝子」を投与するという新しい受動免疫法を検討しています。抗体遺伝子のメリットとして、精製コストが低いことや、持続的な発現を期待できるので、投与回数を減らせる、などがあります。過去の研究において、中和抗体遺伝子をマウスに投与して、インフルエンザを長期的に予防することに成功していました。本研究では、ハイドロダイナミクス法(水力学的な圧力で遺伝子導入する方法)という遺伝子導入法を用いて中和抗体遺伝子をマウスに投与することで、インフルエンザを治療することに成功しました。

  • 2018年1月  髙村祥子が広島大学原爆放射線医科学研究所にてセミナーを行いました(招待講演)。
  • 2017年12月  山崎達也助教が西宮で行われた第23回エンドトキシン・自然免疫研究会で優秀賞を受賞しました。
  • 2017年12月  一文字功助教が退職し、研究員になりました(三九朗病院勤務)。
  • 2017年11月  佐賀大学医学部分子生命科学講座・出原賢治教授に医学部特別講義『アレルギーはどうして、またどのようにして起きるのか』を行っていただきました。
  • 2017年10月  髙村祥子が日本学術会議連携会員になりました。
  • 2017年10月  伴野勧助教が静岡県立大学より着任しました。
  • 2017年8月  乾匡範講師が東北大学加齢医学研究所より着任しました。
  • 2017年5月  大学院生の森田奈央子さんの論文がFEBS Letters誌にアクセプトされました。

  
補体制御分子C4BP(C4b-binding protein)が、TLR4/MD-2のLPS結合部近傍に会合することでLPSによるTLR4/MD-2活性化シグナルを抑制することがわかりました。

  • 2017年3月 大学院生の中島昭奈含むユニットが学内研究創出支援事業に採択されました。(代表:髙村祥子、課題名:Toll-like Receptorを介する新たな免疫応答機構の解明)
  • 2016年10月 山崎達也助教が日東学術振興財団研究助成に採択されました。
  • 2016年9月 森田奈央子さんの論文がInnate Immunity誌にアクセプトされました。
 C4b binding protein negatively regulates TLR1/2 response    
  
C4b-binding proteinは補体C4bに結合する補体制御分子です。C4bがToll-like receptor (TLR) 2にも結合し、TLR1/2リガンドであるPam3CSK4による活性化も抑えることを見出しました。(医学図書出版株式会社、エンドトキシン・自然免疫研究19「TLRの制御機構と新規制御因子について」p4図4より 引用)

  • 2016年7月 山崎達也助教が愛恵会研究奨励に採択されました。
  • 2016年6月 Richard Thomas Jennings, 髙村祥子の論文がInterrnational Immunology誌にアクセプトされました。

 Inflammatory responses increase secretion of MD-1protein
  
分泌蛋白MD-1はRP105と会合して免疫細胞表面に発現し、B細胞活性化やTLR応答に関与しています。
MD-1に対する抗体を作製しELISA解析により血中にMD-1が存在することや、感染・高脂肪食や虚血再灌流障害な
どの際にMD-1血中濃度が急増すること、MD-1産生細胞の1つとしてマクロファージである可能性があることなどを見出しました。(International Immunology Vol.28(10) October 2016, in this issue, “Novel antibodies detect the increased level of soluble MD-1 during inflammation” より引用)

  • 2016年4月 山崎達也助教が東京大学医科学研究所より着任しました。
  • 2016年3月 東京大学医科学研究所・共同研究に採択されました。(課題名:MD-1による脂質シグナル制御機構の解明)
  • 2015年12月 大学院生の森田奈央子さんが東京・有明で行われた第21回エンドトキシン・自然免疫研究会で優秀賞を受賞しました。
  • 2015年8月 Eredenezaya Odkhoo助教が退職しMongolian National University of Medical Sciences (Department of Anatomy ) に着任しました。
  • 2015年8月 一文字功助教が日本医学会総会記念医学振興基金に採択されました。
  • 2015年3月 東京大学医科学研究所・共同研究に採択されました。(課題名:新規B細胞性リンパ腫制御機構の解明)
  • 2015年1月 一文字功助教が三九朗病院より着任しました。
  • 2014年12月 髙村祥子の研究が冲中記念成人病研究所研究助成に採択されました。
  • 2014年9月 髙村祥子が愛知がん研究振興会研究助成に採択されました。
  • 2014年11月8日・9日に愛知医科大学におきまして、角坂照貴講師が大会長となり第69回日本衛生動物学会西日本支部大会が開催されました。
  • ホームページ開設

    2015年4月 愛知医科大学 医学部 感染・免疫学講座2ホームページ開設。

感染・免疫学講座2(旧寄生虫学)愛知医科大学医学部感染・免疫学講座(旧寄生虫学)

〒480-1195
愛知県長久手市岩作雁又1番地1
TEL 0561-62-3311(代表)
FAX 0561-63-3645