支部会・クラス会報告

74・55会

クラス会報告

報告者:本庄宏司(3期生)
開催日:平成30年7月7日(土)
場 所:名古屋観光ホテル
出席者数:58名

還暦も過ぎ、次世代へのバトンタッチが近づく中、幾度となく春を迎え開催がささやかれながら実現しなかった同窓会、やっとの思いで卒後38年ぶりに74生(3期生)と昭和55年卒の同窓会が開催された。卒業以来継続しているゴルフコンペのメンバーを核として、かつてのアルバム委員が中心となり同窓会開催の熱い思いを拡散した。大学や同窓会への様々な感情を乗り越え、今日の道標となった愛知医大の同期生、74という数字で結ばれた絆は「一生に一度きりの同窓会」とうたうあまり64名もの参加希望を得た。
しかし、開催日は平成30年7月7日、折しも一生に一度出くわすか否かの西日本豪雨に見舞われた。運休が続く山陽新幹線の広島駅や小倉駅では、運行再開を4時間待ったあげく断念した友、JR北陸本線が運休し自家用車で出向くも国道8号線は寸断され、高速道路も閉鎖で敢え無く断念した福井の友、是が非でも出席したい思いが携帯電話の向こうに聞き取れた。主催者も参加者も試練である。止むなく8名の欠席者が出た。
参加したくてもかなわなかった故人を追悼し、恩師である病理学伊藤元先生、神経内科学佐橋功先生から祝辞を賜り、今日では感じ得がたい大学創設期の教官と学生との距離感を回想された。会は予想を遥かに上回る大盛況で皆再会を喜び合った。長年医師としての実績を背負い社会の中核をなした面々、一方、今では立派な肩書きを持つ面々も、瞬く間に学生時代の親分子分の力関係に舞い戻り、まるで70年代長久手で繰り広げられた青春の一幕が再現された。会場には当時の流行歌が常時流れ、追悼の為のギター演奏、卒業アルバムから抜粋したスライドショーがフラッシュバックを加速した。
2時間が夢のように過ぎ去った。いつしか忘れていたワクワクする躍動感が身体中に蘇り、明日への活力を得た。この再会を一生の宝物にし、さらに「74」という絆を分かち合う全員参加の同窓会開催を夢見、健康を誓い合って閉幕となった。最後に開催に当たり快く協力して頂いた同窓会事務室の小澤様に厚く感謝いたします。

▲ PAGE TOP